捜一トリオの三浦さんが高畑裕太の父親である事の発覚、たまきさんの逮捕に続いて、甲斐亨役の成宮寛貴が芸能界引退を発表しました。
経緯は、大凡下記のとおりです。
1. 12/1付けのFRIDAYでコカイン疑惑が報道される
2. 事務所および本人が事実無根/法的措置も検討と抗議、
3. 事務所の意向は、事実であれば解雇および警察に出頭させるという厳しいもの。
4. 12/7 薬物検査
5. 12/8 FRIDAYが続報として情報提供者と成宮の会話を掲載
6. 薬物検査で陰性であった事及び引退の発表
7. 法的措置が取られる気配は無いらしい
引退に関する本人のコメントは以下の通り
”全ての原因を作ったのは自分自身だと承知しております。心から信頼していた友人に裏切られ複数の人達が仕掛けた罠に落ちてしまいました。
この仕事をする上で人には絶対知られたくないセクシャリティな部分もクローズアップされてしまい、このまま間違った情報が拡がり続ける事に言葉では言い表せないような不安と恐怖と絶望感に押しつぶされそうです。
今後これ以上自分のプライバシーが人の悪意により世間に暴露され続けると思うと、自分にはもう耐えられそうにありません。
今すぐこの芸能界から消えてなくなりたい。
今後芸能界の表舞台に立つ仕事を続けていき関係者や身内にこれ以上の迷惑を掛ける訳にはいかない。少しでも早く芸能界から去るしか方法はありません。
元々何もない自分をここまで育ててくださった関係者の皆様、本当にありがとうございました。
応援してくださったファンの皆様、こんな形で去っていく自分を許してください。
本当にごめんなさい。そして、ありがとうございました。
2016.12.8 成宮寛貴”
当初は薬物疑惑で引退と思われていましたが、検査結果が陰性であったためか、時間が経つにつれ、下線部部分、即ち、ゲイである事が暴露されたことが原因での引退という認識が広まって来たように思います。
内容ですが、「罠に落ちた」、で冤罪であることを示唆し、引退理由が「セクシャリティな部分」によるものである事を仄めかしています。
が、「罠に落ちた」は必ずしも冤罪を意味しません。
今回は現場写真の撮影や通話内容が録音されており、初めからリークが目的であったと推測されますので、そういう意味では「罠に落ちた」と言えるでしょう。
また、薬物疑惑については一切触れられておらず、ゲイについても認めている訳ではありません。
「このまま間違った情報が拡がり続ける事」、からすると、ゲイであることを否定しているようにも思います。
音声データから起こされたとされる会話内容についても、オネェ言葉は使われておらず、ゲイと断定は出来ないように思います。
2丁目でバイトしていた事は周知の事実で、ゲイ説も以前より有り、今更隠すような事では無いと思うのですが。
コメント全体についてですが、「このまま間違った情報が拡がり続ける事」と書かれてはいますが、何がどう間違っているのか、具体的なものは何もなく、印象的には限りなくクロに近いダークグレーです。
陰性であった検査結果についても、通常ユーザーであれば、2-5日で尿検査で検出出来なくなるそうですので、7日付けであれば、1日のFRIDAY発売後に止めたとしても陰性となり、使用していない証明にはなりません。
1日当日や2日に即検査し、陰性であったのなら(取材直後に止めれば恐らく出ないので、完全にシロとは言えませんが)、心象的には限りなくシロかったのですが。
7日付けである点が、逆にクロの印象を与えています。
音声データについては、FRIDAYも声紋鑑定等を行い、本人である確証を持った上で、記事にしているのではないでしょうか。
松本人志では無いですが、ガセであれば、それこそ廃刊ものですから。
等々を考え合わせると、
・事実であれば解雇/出頭という事務所の強硬な姿勢に対し、シロである事を
証明出来なかった。
・8日のFRIDAYで会話内容も暴露され、今後の報道で、クロである証拠が続々
と出て来る恐れが高まった。
クロであれば、解雇/出頭=事実上の引退、ですから、結果的に芸能界で仕事が出来なくなるなら、薬物疑惑には触れず、セクシャリティの問題を仄めかす事で、引退理由をぼかしながら、先手を打って引退を発表し、これ以上の追及を躱すという事務所が書いたシナリオに乗った、というのが、真相に近いように感じています。
さて、引退を発表したことで、成宮寛貴さんは「一般の人」となりました。
今後FRIDAYが「一般の人」になった成宮寛貴さんに対して、報道を続けるのか、興味深いところです。
それはそれとして、情報提供者も麻薬取締法違反に問われるように思います。
という事は、情報提供者を秘匿するFRIDAYも本来は犯人隠匿等の罪が適用されるはずです。
日本のマスコミは、犯罪かも知れない事の追及には法を犯しても構わないと思っている節がありますので、これを期に改めて考えて欲しいと思います。