欧州各国のサッカーリーグがほぼ日程を終了しました。
イングランド プレミアリーグはレスター・シティが奇跡の優勝、スペイン リーガ・エスパニョーラはFCバルセロナが連覇、ドイツ ブンデスリーガはバイエルンがクラブ史上初の4連覇、イタリア セリエAはユベントスが5連覇とプレミア以外は順当な結果となりました。
EURO 2016を挟んで2016-17シーズンが始まる訳ですが、バイエルンの監督だったジュゼップ・グアルディオラがマンチェスター・シティの監督に、ペップの後任にカルロ・アンチェロッティが就任します。
マンチェスター・シティは一昨年優勝、昨年2位、今年4位と段々順位を下げており、ペップとしては、「誰が監督をしても優勝できるチーム」と揶揄されないチームを初めて指揮する事になります。
本当に優秀な監督なのか真価が問われる一年になりそうです。
さて、ペップの後任のアンチェロッティですが、凄い事に気が付いてしまいました。
以下は監督としての成績です。
ACレッジャーナ1919 41試合17勝14分10敗 勝率41.46%
パルマFC 87試合42勝27分18敗 勝率48.28%
ユヴェントスFC 114試合63勝33分18敗 勝率55.26%
ACミラン 420試合238勝101分81敗 勝率56.67%
チェルシーFC 109試合67勝20分22敗 勝率61.47%
パリ・サンジェルマンFC 77試合49勝19分9敗 勝率63.64%
レアル・マドリード 119試合89勝14分16敗 勝率74.79%
ここで言う勝率は、勝ち÷試合数で、勝ち÷(勝ち+負け)ではありません。
あくまでチームを率いた期間の数字でシーズン単位ではありませんが、新チームでは必ず前に率いたチームを上回る勝率を挙げているのです。
勿論、セリアAやプレミアで70%の勝率など全く期待できませんし、レアルは誰が監督でも70%前後は期待できるなど、どういう順番でどのリーグの監督になるかに大きく依存するのですが、セリアAを3チーム率いて徐々に勝率を上げているのは素直に評価できると思います。
今期のバイエルンのリーグでの勝率は82.35%ですから、この記録の更新も十分期待出来そうです。
プレミアリーグはと言えば、優勝したレスターでも勝率は60.5%、マンチェスター・シティは50%ですから、ペップの方は大幅に勝率を下げてしまう事になりそうです。
でも、その前にEUROですね。
WOWOWでは本大会に先立ち過去の名勝負50試合を放送が始まっています。
1試合30分の放送ですから計25時間。
開幕まであと20日余り、過去の名勝負を楽しみながら待ちたいと思います。