#1957 円空 あべのハルカス美術館にて | やまわきりゅうたのブログ

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こんばんは
やまわきりゅうたです

仏様に色々とご縁があるこの頃ダルマ

先日こちらのイベントに行ってきました。



円空 
ー旅して、彫って、祈ってー
あべのハルカス美術館

天空の事はほとんど知らなかったのですが…
・ポスターが何か気になる。
・朝5時の呼吸法の参加者の方が円空展を見に行って「メチャクチャ感動した❗️」というお話を聞いたり。
・最近の仏教の話だったりと

引き寄せられるように行ってきました☁️

円空
江戸時代に活躍した仏像や神様を彫りながら、全国を行脚しながら修験道とし、仏像を掘り祈祷しながら修行をしながら旅しています。
30代から掘り始めて63歳で亡くなるまでに彫った仏像の数がなんと120,000体‼️
現在見つかっているのが、そのうちの5400体ほどだそうです。
そして今回そのうち160回が展示されていました。特徴的な円空の作品。
実物を見ると、想像をはるかに超えたものばかりでした。

荒々しくも見える刃の跡が刻まれた仏像の数々、実は丁寧に細かく削られた美しい仏像もあります。大きさもさまざまで2mを超えるモノもあれば、人の指ほどのものまで様々。










展示会は円空の生涯をたどるように作品を展開されています。一部撮影もできるところもあり、ワクワクします。
初期は美しく細かな作品が多かったり、
途中素材や自然の形を生かした荒々しい削りのもの、そしてだんだん削りの手数も少なくなってより、自然そのものの形を活かした作品が晩年は多くなっているように思いました。

材料の木材の形、曲がりや穴、筋や模様、節を活かした作品も多数。

一つ一つの作品を見ながら
何を思いながら作ったのだろうとそう思うと、
なんだか胸が熱くなる感覚を覚えましたえーん

感動もありながら
もう一つ感じたことと。

とにかく円空の作品はとにかく
愛らしく微笑ましいですにやり


お経を絵で表現したところに出てきていたナゾのキャラクターラブ


光の角度で影の入り方が変わり、
どんなに怪しい顔をした仏像や神様でも
どこか微笑んでいて優しいルンルン

とにかく見ていて飽きないし
表情を変えて話を聞いてくれているよな
楽しい仏像ばかりでした。

生涯で120,000体
1年で約4000体
1日10体以上彫った計算になります。

やっぱりこれは絶対に楽しんで作っていなければできない数字じゃないかなと私は思います。

遊び心
原型となる素材から自然と仏を感じとり
手の向くまま刃の入るままに
作ったのかな。

木端微塵(こっぱみじん)の「木端」とは木を切った際に出てくる木の屑や破片のことです。
そんな木屑や小さな破片にも神様や仏様が宿っている。

私たちの周りにはたくさんの神様や仏様がいる。常に安心して大丈夫だと伝えて、目に見える形で安心してもらことが、円空がしたかったことなんじゃないかなと思いました。

とにかくオススメです⭐️



真ん中は呪術回戦で馴じみの両面宿儺です。
宿儺も円空にかかればどこか可愛くなりますおーっ!

この展示会の音声ガイダンスを呪術回戦の宿儺の声優さんである諏訪部順一さんがやってます。
これがまたオススメです♪

また行きたいと思う。そんな展示会でした。
素晴らしい出会いであり、ギフト🎁となりました。

ありがとうございましたにやり



追記
あのスラムダンクやバガボンドの作者である
井上雄彦さんがこんなことを言ってます。
「僕のマンガが円空の仏像のようであって欲しい」



円空は質素な旅の先で一晩泊めてもらったお礼にと、像を彫って残していったとのこと。