舞台「MyWay」を応援してくれた

全ての方々に感謝の気持ちを込めて

各キャストを振り返るラストは・・・

 
今作の作演出で
妹を見送った後の誠に
聖書を持ち神父姿で話しかけてくる
ある時は赤ひげ薬局の薬剤師
ある時は大型犬専門ショップ店主
誠に輪廻の話を語る
台本上の表記は
「謎の男」を演じた
RISU PRODUCE主宰
松本匠さんです!
 
 

 
松本匠さん愛称リスさん(以下リスさんをお呼びします)
リスさんとはそれはそれは
深く分厚い絆で結ばれております。
リスさんから
「勝、僕の紹介の回はさくっと短くで」
とお達しがありましたので(笑)
 
(といいつつリスさんとの出逢いからを3時間以上この先書いてたのが保存前に操作ミスで丸々消えてしまいあの世のあの人がそこまで書くんじゃねぇのお達しだと解釈し内容をだいぶ変更して改めて書いていきます🙇)
 
 
 
 2004年今井雅之監督主演
映画「THE WINDS OF GOD-KAMIKAZE」
で今井さん、渡辺裕之さん、龍ちゃん(テイ龍進)、ゆたさん(田中豊)もう書き出すと全員の名前書かなあかんぐらい
かけがえの無い仲間たちとの歩みは
ここから全て始まりました。
歌手から役者への本当の意味でのスタートもここからで
僕がこうやって今も役者を続けて来られたの
やはりリスさんの存在が
今井さんと同じく大きくデカイです。
 
映画をきっかけに今井さんと呑みにいくようになり
リスさんともそうで
リスさんの引っ越し先が僕が住んでたアパートから歩いて30秒の場所という
偶然にしては出来すぎた話しもあり
今井さんと呑まない日は
ほぼリスさんか龍ちゃんとばかり
会ってましたね(笑)
 
今井さんと朝まで呑んだ帰り道
よくリスさんと色々な話をしながら
歩いて帰りました。
これまた今井さんがほぼ毎晩呑む場所が
僕とリスさん宅からちょうど歩いてええ感じの距離やったんです(笑)
 
 
2007年にリスさんから
「勝 一緒に舞台をやろう!」と声をかけて頂いたのが
舞台「しがらみの向こうに」
この作品が出来るまで紆余曲折とんでもない出来事がありましたが
そこは敢えて割愛で(この辺の事詳しく書いてたから文章が消えたんやろかと)
 
そこからリスプロの作品は
4月に出演した
「僕らが見た東京の空は」
がvol.27でして
vol で数えると10回出演してます。
 
どれも思い入れ深い作品ばかりで
自分の中で役者松本勝は
リスプロの作品と共に
成長し今の自分のスタイルが
出来上がっていったと言っても
過言ではないですね。
 
餅でいうたら
今井さんに打たれ
リスさんにこねられ
行く先々の現場での経験があって
形になったんですね。
 
 
今井さんが病に侵され
2015年のウインズオブゴッドの
舞台稽古の期間
稽古場に全て自分の仕事をキャンセルし
今井さんから少し見切れた
場所で
じっと待機するリスさんの姿が
今でも強く印象に残ってます。
 
これは今井さんがお願いしたわけでも
勿論リスさんがその年のウインズに
出演する事もありません。
 
今井さんは
病院から何かあった時に
責任を持てないので
稽古場にはいかないで下さいと
言われてたのに
毎日稽古場にやってきました。
 
今井さんがとても演出できる体ではなく
でも最後まで舞台に立つ希望を持ち
自分の師匠である奈良橋陽子さんに
演出をお願いし陽子さんが
その当時仕事でアメリカに居たのを
予定を全て変更し
ウインズの演出をする為に
稽古場から本番全公演全て
一緒に行動してくれました。

(確かそうだった筈。ちょっと記憶がその部分かっちりしてないが

プロデューサーか誰かがそんな事いうてたのは憶えてます)

 

陽子さんが演出する横で

じっと座り

時折急に気分が悪くなり

苦しむと

いつの間にかスッと今井さんの横について

支えるリスさん。

 

僕らが芝居の稽古してる時は

一切リスさんの気配を感じないのですが

今井さんがちょっと何か異変が起こると

いつの間にリスさんが居てるんです。

稽古期間

今井さんが稽古場に入られる前に

スッと来て

今井さんが病院へ戻られると

スッと稽古場をあとにする。

 

陽子さんはその様をみて

「MasayukiとRisuの間には誰も入れない特別なものね」と。

 

今井さんが言ってたのは

「俺の師匠は陽子だけ

俺の弟子はリスだけ」

 

まさに今井さんと陽子さん

今井さんとリスさんの

間には誰も入れない関係性があって

これは言葉で簡単に言い表せない。

 

余計な説明は要らない。

100の言葉を並べようが

さも分かってるような事を

なんぼ言うても

その人の一つの行動から

本当の心を知ることが出来るのです。

 

リスさんの今井さんに対しての

ほんまの気持ちが

その佇まいに全て出てたと思います。

 

 
 
今井さんが亡くなられ後に
上演された新作
「イキザマ3」の台詞の中に
沢山想いが込められてましたね。
 
色々な流れってのが
その時には解らなくても
過ぎてみて後で振り返ると
なるほどそうやったかと
改めて理解できる事が多々あります。
 
例えその時は残念な結果であったとして
後々その事が違う形
違う場面で役立つことがあるんです。
 
なだぎさんの回でも書きましたが

 

 

ウインズオブゴッドの復活が

30周年の年に行われてたら

僕はそこに分隊長役として

出演してたかもしれませんし

そしたら

「My Way」シリーズは

生まれてなかったかも知れませんし

リスさんが作家として

人情喜劇を執筆する機会は

まだまだ先のタイミングになってたかも

そうなるとその後に

リスプロで上演された

人情劇は生まれてなかったかもしれないと

そんな事を想像したら

目の前の成功や失敗で

簡単に物事の判断なんか出来ないよなと

この年になると

じわっとなんとなく

分かってくるもんなんだなと。

 

 
 
リスさんとも今後の「My Way」シリーズの
展望の話をしたり
リスプロのこれからの話をしております。
 
先ずは年内に
次のリスプロの公演もありますので
詳しくは後日の発表をお待ちください。
 
松本匠
 
 
RISU PRODUCE HP
 
 
 
 
リスさんとの話は
詳しく話すとそれはそれは
壮大な物語になりますので
この辺で。
けどこうやって今井さんと
出逢わなければ
リスさんや龍ちゃん、裕之さん、
豊さん、佑奈、なだぎさんたち
ウインズオブゴッドで苦楽を共にしたメンバーと出逢いませんでしたし
明日香や土井さんに出逢った
手をつないでかえろうよがなければ
こうやって一緒に
芝居してなかったでしょうし
リスさんと出逢わなければ
シャル(横関健悟)やリスプロで共にした
メンバーと会ってなかったと思ったら
本当に人の縁って不思議ですね。
 
僕とリスさんの関係は
これはこれでまた他の誰にも
立ち入れない絆があると思います。
 
またいつかリスプロの
舞台に呼ばれることがあれば
どんな役どころだろうが
台詞があろうが無かろうが
そういう事は関係ないのです。
 
声をかけてくれるという事は
リスさんが僕を必要としてるという事で
そこに役のヴォリュームだとか
条件とか一切関係ないんです。
例え台詞が全くない
通りすがりの通行人の役だとしても
リスさんがその役で僕を必要としてるなら
僕はいつでも喜んで出演します。
それが沢山お世話になって
役者としての今の僕を育ててくれた
リスさんに対しての僕の心ですから。
 
最近の若い奴らにこの心が
解るかなぁ~
分んねんぇだろうなぁ(笑)
 
 
「My Way」シリーズは
今のこのご時世だからこそ
人の情
絆の大切さを
面白おかしく
時折ホロっとくるような
人情喜劇という形で
これからもやっていきたいと
思ってます。
 
 
 
この夏も沢山大変な事がありましたが
それでもお盆で台風の大変な時に
東京下北沢の小劇場まで
僕たちの芝居を観てきて頂き
心より感謝しております。
 
次の「My Way」はどんな話になるのか
僕も今からそれを楽しみにしつつ
日々を過ごしたいと思います。
 
キャストスタッフ一同を代表して
ご挨拶させて頂きます。
舞台「My Way」の観劇で
お忙しい中予定を空け
劇場に足を運んで下さった
全てのお客様、仲間たち、関係者の皆さん
誠にありがとうございました。
 
押忍!
 
Mcompany
主宰 
松本勝
 
 
 
 
 
 
 
 
義理(ぎり)とは?

 物事の正しい筋道。また、人として守るべき正しい道。道理。すじ。「―を通す」「―にはずれた行為

 社会生活を営む上で、立場上、また道義として、他人に対して務めたり報いたりしなければならないこと。道義。「―が悪い」「君に礼を言われる―はない」「―をわきまえる」

 つきあい上しかたなしにする行為。「―で参加する」

 血族でない者が結ぶ血族と同じ関係。血のつながらない親族関係

 

 

出典:デジタル大辞泉(小学館)

 

 

人情(にんじょう)とは?

 人間の自然な心の動き。人間のありのままの情感。「やすきにつくは―の常」

 人としての情け。他人への思いやり。「―の厚い人」「―家」

類語

出典:デジタル大辞泉(小学館)

 

 

一事が万事(いちじがばんじ)とは?

 

わずか一つの物事から、他のすべてのことを推し量ることができる。一つの小さな事柄調子が他のすべての場合に現れる。「彼のやることは―間が抜けている」