サンバチームの努力をぶち壊していました | 松村マサル子の日常に訊け!

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役者・松村マサル子の日常で起こったことや感じたことを綴ります

またまた産業祭の話、またもや本編以外の話。今度は出店テントからも離れて、会議所のスタッフとして参加させられたサンバパレードの話。
この間の日曜にも書いたように、今年は警護ロープのシンガリに就いたワケだ。長~いトラロープの輪っかの、ケツの角だ。毎年この警護に協力してたけど、こンなポジションに入ったのは初めて。ずっと真ン中辺りの楽なトコにいたからさ、余計にヘビーな仕事になったね、今年はね。
ホント、前に引っ張られるのを必死で引っ張り返してさ。腰とか背中にロープを回して、目一杯重心を傾けるコトでコントロール、この作業で腹筋が痛くなったしやっぱ腰も痛めたね。何やってンだよ、俺…、そンな感じ。
だけど一層「何やってンだよ」って感じさせるのがもう1発あってさ。毎年恒例なンだけど、このパレードの最後尾、何故かコスプレしてるシロートさんが歩いてンだよ。
毎年疑問に思ってたンだよ、何ンでコイツらがこの輪っかに入ってやがンだよ?
まぁ単純な話でさ、サンバみたいに"特異"なパフォーマンスに特異なカッコすンのが好きなシロートも突っ込ンじまえ、と。シロートがハロウィンでやった仮装を2週間引っ張って、ついでだから利用しちまえ、と。どうせ変なカッコを見せるのが好きなンだろうから別にええやろ、と。
…違うンだよなぁ。表現をまるで知らねぇ、田舎丸出しの発想でしかねぇンだよなぁ。
だって今回、なにがしかの仮装チームのOGとおぼしきヤングママさんたち、乳母車を押しながら歩いてンだぜ?若けぇヤツらだってダラダラ歩いてるだけだし。百歩譲って、観客に手を振る人はギリ許せる。だけどハイテンションなサンバとかアクロバティックなアクションの後のダラダラ歩き、こンなヤツらをどうして俺が必死に守ンなきゃいけねぇンだよ。マジでムカつくぜ。
っていうかさ、せっかく盛り上げようと頑張ってくれてるサンバチームが点けた火に水をぶっかける形。客だけじゃなく、ソッチに対しても失礼なこったぜ。
だからかぁ、って思ったね。芝居に理解のない文化不毛な町、表現ってモノ自体に理解がなかったンだな。表現のなんたるかが全く分かってなかったンだな。
一応さ、次の会議所のミーティングでも意見するつもりじゃいるけど、果たしてどンだけ受け入れられるコトか。一表現者の怒り、果たしてドコまで理解されるモンだか。安易な考えがイベント全体をレベルダウンさせてるって分かるモノやら。…こンな田舎じゃ、マトモな芝居なんざ出来るワケがねぇじゃん。

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