文化の日、祝日のおこぼれに与りました | 松村マサル子の日常に訊け!

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役者・松村マサル子の日常で起こったことや感じたことを綴ります

文化の日、ですか。祝日、なンですか。
ま、いつものコトだからすっかり慣れちまったぜ。分かってるよ、関係ねぇのは分かってるから。祝日なのは社員たちの話、その代わりになるのが俺だからさ。
えぇえぇ、アタシにゃ祝日なンてもなぁありませンや。眼中にねぇよ。
たださ、今日は応援が来てくれたンだよ。
「休ンだままじゃ申し訳ないンで、土曜は自分も手伝いますよ」。今週アタマの2日間、朝3時に起きるハメにさせらた配送2号、あン時の熱もすっかり収まったから休日出勤しますよ、と。
なるほどなるほど、ソコは罪ほろぼししないと気持ち悪いって部分もあンだろ。もちろん俺だってそうしてもらえりゃありがたい。よっしゃ、だったら半分付き合ってもらおうじゃねぇか。
土日とは言えども、一応は連休の立ち位置。高速道はそういう動きになりますよ、お客さんが押し寄せますわ。秋の行楽シーズンも佳境ってトコで。
なモンだから、俺としても早く行きたかったのさ。1人だったらフツーに夕方になってたろうな、手伝ってくれたおかげで明るい時間帯に行けたね。おかげで早く仕事が終わったよ。ソコは素直に感謝ってコトで。
だけどさぁ…、世間の人はいいよなぁ。連休でいいよなぁ。仕事三昧の俺と違って連休を満喫出来ンだ、ガチでいいよなぁ…。
だったら味わおうじゃん。連休とまでは言わないけど、俺だって休みが欲しいぜ。演劇人らしく、夜の新宿に呼び寄せられちまうぜ。呼び寄せられるままにさ。21時前の電車に飛び乗っちまった俺だよ。
1時間ちょいの乗車の後、改札を出たら土曜の夜らしく酔っ払った小僧どもに出迎えられて。つくづく祝日だなぁ。ま、俺は逆に行くンだけどさ。
いつ以来になンのかな、蕎麦を中心に24時間やってるこの飲み屋。串焼きは気分次第だけど、フライド蕎麦をあしらったシーザーサラダはこの店でツマミの定番。もうこの際ね、時間に関係なくやらせてもらうぜ。
あ~、凄げぇ自由な感じ。平日ずっと時間に追われて仕事に追われて、役者であるハズの自分まで忘れさせられちまってる日常から、本来あるべき姿を思い出すような気がするね。もうすぐテッペンになるって時間がそうさせンのかね。
たまにゃぁね、こういうアウトローな生活もしないとね。世間の祝日に付き合ってるだけじゃやってらンねぇって。

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