お彼岸らしく行動してみました | 松村マサル子の日常に訊け!

松村マサル子の日常に訊け!

役者・松村マサル子の日常で起こったことや感じたことを綴ります

松村マサル子の日常に訊け! なんか写真がやけに仰々しくなっちまったけど、これは仏壇ね、一応。今日から彼岸の入りってヤツらしいね、だから今日は暖かいのかね。いやいや、そんなこたぁどうでもいいんだよ。この彼岸イコールご先祖様の供養っちゅうことでさ、ちょっと前からずっと気に病んでたことをせにゃぁならんと。そう思ったワケさ。

調布から深谷の実家に引っ越してきたのが先月2月1日、その前々日に妹から内々に連絡があってさ、母方のおバァちゃんが亡くなって明日(つまり1月31日ね)深谷市で葬儀がある、と。そういう段取りだから両親は知らせずにおこうとしてたらしい。おいおい、なんでこんな日に?撤退する前の日に、それでも敢えて一度帰るのか、なんて思ったんだけどさ。でもこの1月31日の文章でも書いた通り、この日は夜までCM撮影が入ってたんだなぁ。行きたいと思っても行くことは叶わないという、ね。一種の『喝采』だわな。

俺ね、物心ついた頃から毎週末はおバァちゃんトコに泊まりに行ってたんだわ。この家には1コ下の仲のいい従兄弟もいたことだし。まぁこういう男だからね、当然子供の時からヤンチャ坊主なワケですよ。こういうのを『栴檀は若葉より芳し』っつーのかな?え?違う?まぁ、いいや。おバァちゃんにはホントよく怒られたな、悪さばっかしてたから。でも愛ある怒りだったからね、俺も懐いてたし。

それでも行けなかったからさ、あん時。そんでずうっとちっきしょー!的な気持ちがあってさ、前置きが長くなったな、今日線香を上げてきたんだわ。なんか一つやるべきことをやったって気がするね。気が済んだとは言わねぇけど、まぁ、とりあえず、ね。

だけどこういう仏前で手を合わせる場って、人間を素直にさせるね。普段は無宗教と思ってるのに根っこにそういうモノを感じさせられるってのかな。