第二の母校と対面して来ました | 松村マサル子の日常に訊け!

松村マサル子の日常に訊け!

役者・松村マサル子の日常で起こったことや感じたことを綴ります

松村マサル子の日常に訊け! 仕事の絡みで、今は熊谷市に合併された妻沼町に行ったんだけど…。この町に来ると必ず思い出す高校があってね、ってもここに来るのは10数年振りじゃん。町の風景とかすっかり忘れてんじゃん。
田畑ンの真ん中に建つ埼玉県立妻沼高等学校の正門に降り立ってみたのさ。別にここに入学したワケではなくて、教職実習で通ったんだよ、たった2週間だけどさ。でもインパクトはでかかったねぇ。
普通は卒業した学校に行くモンなんだよね。でもさ、段取りが悪くてね、学校に断られたんだよ。そりゃそうだよな、大学3年の時、つまり実習一年前に挨拶に行ってるんだから。遅せぇっつうの。そこで父親の同級生が校長やってるっていうこの学校を紹介してもらったってことさ。もう教員になる気持ちは全くなくなってたけど、実習だけはやりたかったからさ。
まぁ、そん時は仕方ないってくらいに思ってたけど、行ってみて逆によかったよ、知らない学校で。こっちは何も情報がないモンだから見るもの聞くもの全てが新鮮。
おまけに教職実習のお約束、まぁモテることモテること。授業の準備で毎晩3~4時間しか寝れずに休み時間で休息を…、なんて思惑を潰さんが勢いで生徒たちが押し掛けて来やがった、男女問わず。マジ、楽しかったなぁ。実習終わってからさ、学校の前を通りがかるとやけに切なくなってさぁ。やっぱ教員になっとくべきだったかなぁって。
さすがにこれだけ年月経つとそこまでの感慨はないね、当然。でも懐かしいなぁ、あの2週間が。