松村マサル子の日常に訊け!

松村マサル子の日常に訊け!

役者・松村マサル子の日常で起こったことや感じたことを綴ります

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昨日の続きで、本格的な撤収に来たって話。大河ドラマ館に最後の挨拶ってトコやね。

ま、そうは言ってもこの辺りを持って帰るだけだけどさ。ウチの持ち場の、ね。冷蔵ショーケースと台にしてる簡易テーブル(意外にコイツが便利)、それに細かい装飾がいくつか。
コレもさぁ、セッティングっつーか取引スタートまですったもんだしたンだよね。去年の夏にさ。遅れ馳せながらウチの商品も置いてくれって打診して、店的にもちょうどいいって話なンでトントン拍子にいくと思ったらさ、コイツがなっかなか進展しねぇし。それこそ2~3日のうちとか思ってたら2週間経っても連絡がなかったのよ。

と、突然連絡があって、契約を降りましたって。いつぐらいに入れられますか、いやいや、まずはしつらえをせにゃならンやろ。ウチは冷蔵生鮮品なンだ、冷蔵ショーケースを持ち込まにゃならンて。ったく、何もこの忙しい時じゃなくても…みたいな。
でもまぁ、明日は動けないけど、とりあえず明後日ショーケースだけ持ってくよ。7月の暑い時期だ、そのショーケースを冷やすためにその翌日納品ってコトにしよ。ああ、分かりました。窓口の人とはそういう話がついてたのよ。
そしたらいきなりココのエラい人が出てきてさ、すぐに入れろよ、このヤロー的な。俺もカッチーンきたけどね、だったら契約なんぞぶった切ってやるか。でも、なのさ、ジジイってなぁとかくエラぶりたがるモンだ、挑発に乗っちゃ俺の負けだ。自分の価値を下げる振る舞いは自粛すべし、会社のためにもな。俺のプライドはそンな小っちぇぇモンじゃねぇぜ。
商店会のヤツってなぁ、なンでこうもエラそうなのかね。

そンなコトがあってから半年、無事に全部終わって。
ンな小っちぇぇコトはその通りだったね、間違ってなかったよ。店長のニィちゃんとは仲よくなったし。よく知らないけど、かれは恐らくその商店会メンバーの店の人なンだろ、跡取りながらも修行の一環的な1年だったと推測する。だったら、またどっかで会うコトもあンだろ。ってか、仲よくなったクセにその程度の話しかしてなかったっていう。
どうせならねぇ、昨日やってたであろう1年間の打ち上げに呼ンでもらいたかったですなぁ。ソコまでの仲だったのかは疑問だけど。

去年の7月だね、新しい取引先としてココに商品を入れ始めたのよ。ココは何か?ウン、元は公民館、だけど去年アタマから期間限定の博物館的な?じゃぁ何ンの博物館かっつーとだ、実は大河ドラマのモノなのね。何しろ深谷市は渋沢栄一のお膝元、目一杯盛り上げようと去年1年はあちこちで関連モノのオンパレードだったよ。その最たるモノがココだったンじゃん?

だけど肝心のドラマも無事に終わって、エーちゃん関係者の役者たる俺の出番がないままに終わっちまって。まぁ、ずっと休ンでたワケだからその辺りはもういいや。とにかく、ドラマが終わった今となったら、いつまでもコレを続けてるワケにもいかない。
キリのいい3連休最終日、1年続いたこの施設もいよいよグランドフィナーレを迎えたのよ。


ホントはね、関わるつもりはなかったのよ。多分そういうモンだと思うンだ、関係性の薄いヤツホド名前を使いたがる。ムダに名前を入れたがる。悪りぃな、ウチみたいなエーちゃんの作った会社はあまりにもフツー過ぎて使う気になンねぇのよ。アピールする必要がねぇンだ。気持ちとして、ってコトだけどさ。
だけどさぁ、その関係性もそンなに表に出しちゃいねぇのに知ってる人は知ってる。この手がうるせぇンだよなぁ、松村さンが出ないでどうすンだよ、的な。まぁ、社員たちにも言われたしね、こういう機会は滅多にないッスよ?的な。そうね、少なくとも俺が生きてるうちで、こういうのはもうねぇわな。せっかくだから活用してもいいンじゃないッスか?そうねぇ…。
ってなワケで、半年遅れ&会期の半分だけ付き合うコトにしたのね。

「松村さン、クローズの花火を見てって下さいよ。このショップ、窓のブラインドを全開にしますからベストポジションになりますから」、仲よくなった店長のニィちゃんからそう言われてね。なンかアレだね、1年間の最後って空気がスタッフ各々のテンションを上げてる感じ、芝居の千秋楽に近い空気やね。そっか、確かに
千秋楽なンだな。
気持ちはありがたいけどさ、予想通り、予定時間にゃ上がってくンないねぇ。今日は売れ残りを引き取りに来たついでで打ち上げを待ってたけど、ゴメン、明日から休みに入る産直にもやっぱ引き取りに行かなきゃなンねぇンだわ。アッチも時間制限がるからさ、残念だけど断念。

の、産直店は比較的高台のロケーションなモンで。載せるモンを載せて、さぁて行くかのタイミング。あ~、上がったなぁ。なンだか変に、取り残されたような寂しい感じ。店長のニィちゃんだけじゃなく、スタッフのオバちゃんたちとも仲よくなったからなぁ。一緒にイヤッハ~!したかったなぁ。
ま、よくは聞いてないけど、彼らも商店会の人だろうし。またどっかで会うコトもあンだろ。終わりは始まりってね。
こうやって、深谷市での大河ドラマは完全に終わりましたとさ。
昨日の続き。

去年の2月くらいだったか、そっからずっと妹が帰ってたンだよね。自分の病気療養もあったしキャリアアップ転職も考えてたタイミング、だったらついでに両親の世話もやったるわ、みたいな感じで。イコール、お父っつぁんの世話もって。
夏くらいに肝臓ガン治療終了、経過観察もありながらも一応は完治ってコトでええやろうと。何しろ筋肉も肉も削げてガリガリになっちまったし、これからリハビリで体力回復に努めましょうと。
ソレはソレでいいよ、前向きに健康回復に向かってンだ、いい傾向じゃんよ。だけど転職の関係で妹はちょいちょい本拠地の横浜に帰る必要が出てくる、そういう時に"症状"が出てきてさ。真夜中に起きてきて、カーテン開けて窓も全開、もう朝だぁ!みたいな。いやいや、開けたら分かるじゃん、まだフツーに夜じゃん。
最初はさ、あ~遂にボケちまったかぁって肩を落としたけど、医者に聞いたらコレがせん盲の症状らしいンだ。

昨日の話に付随させるとさ、コレがヤツにとっての自由になるって行動なンだろ。だけどコレって何ンだよ?人に、特におっ母さんに迷惑掛けて喜ぶみたいな、そういうこったろ。なるほど、昭和の田舎の経営者を親に持つ長男、あんま甘えられずに育ったのかも知ンねぇな。今ンなってソレをリカバーしようってか?
ザケンじゃねぇっ!ンなコト知らねぇよ。迷惑食らってる周りにゃ知ったこっちゃねぇンだ。だけど今、転職決まって 向こうに戻った妹のいない今、その迷惑をおっ母さんが一身に負ってるワケさ。
だったらコッチにいる兄弟、俺と兄貴とでその苦労を減らしてやるしかねぇ。まずおっ母さんは隣り合ったベッドから抜け出して、普段使ってない和室に布団を敷け。なんとなく起きてきたら向かう(コトの多い)ダイニング、に接してる和室に俺らが寝るから。少しでも睡眠時間を確保しろ。そうやってさ、今年が始まった俺なンだよ。

う~ん…、枕が変わるとじゃねぇけど、パワーファイターの俺がシングルサイズの布団ってキツいなぁ。動けねぇし、何より腰が痛てぇ。まぁね、いつも通りに先にフロ入ってのんびりビール飲みながらメシ食ってる時に起きてきやがったらさ。まだ夜!まだ夜の9時!って撃退出来るのよ。当然、俺も怒ってるし、いやむしろそういう俺を敢えて演技してるし。うわ、ヤベ、みたいな感じでそそくさになるワケだ。
せん盲ってそういうモノなのか、状況で行動を変えるモノなのか。確かにね、子供ってそういうモンではあるけどさ。
まぁ、伏線はあったんだよな。"元"大病人ってコトで甘やかせ過ぎてたンだよ、朝メシ食ったらコタツでずっと寝させてたり。だったらフツーに昼夜逆転の生活になって当然じゃん。夜起きるのもむべなるかな。
ま、その辺りはまたおいおいで直さなきゃって感じ。今は「あぁっ!?」でビビらせてベッドに返すのが最優先。ソレで多少はよくなってくれりゃいいンだけどなぁ…。
差し当たり、月水金が俺、火木土が兄貴。連日はキツいからさ、お互いの仕事もあるし、とりあえずそういう設定で。でもまぁ、ツラいはツラいねぇ、この生活。こンなトコにいたくねぇからムダ金使ってまでも一人暮らししてる俺にとっても。マジ迷惑だぜ。根本を変えようとしねぇおっ母さんにも。
俺がやるしかねぇな。コワモテ演技で、いつまでもこのままだったら施設の牢屋にブチ込むぜって。ヤだったら生活を変えろって。俺しか言えねぇコトだろうよ。
…マジ迷惑だぜ。今まで一切思ったコトなかったけど、ちったぁ親としてカッコよくしてくれよ。