6月29日
今日は朝8時30分撮影所出発で、山林の中で俺のラストの立ち回りを撮影した。映画、Vシネマの現場と違って、演出上のコミュニケーションが取り難い。難度の高いアクションシーンをやるには、相手のアクションレベルも関係ある。

役者に演技を注文するのは当たり前だけど、ハッキリしない演出と殺陣の注文!
思わず俺も熱くなる!
こういう統一性が無い殺陣の付け方と、全体を見れない他人任せな演出になると、悪者を演じている俳優に責任が振り掛かるんだ。

いつもは冷静に、言う事は言って対処するんだけど、流石に今日はしっかりと言わせて貰った。
俺達、本気でやってる俳優達、若い奴らが、頑張れる世界に変えていく為には譲れないからね。

その代わりやる事はやる!
自分の信じている、信念とプライドが無くなったらプロじゃ無い!
作り手は戦ってでも、見る人にベストな物を観て貰わなければならない。
この気持ちは、いつまでも忘れたくない事だ。

今日も又、熱く語っちまった。
読んでくれている皆さん、いつも固い内容ですいません。(笑)


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京都で撮影中の、松田からの携帯メールを転載したものです。 
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