9月からクランクイン予定だった、ワイルドシング企画作品が仕切り直しになって12月撮影になった。
撮影に向けて毎日トレーニングしてたから残念でもあり、拍子抜けした。
正直、テンションがかなり下がったよ。

理由は言いたくもない様な下らない事だ!
アクション映画で、激しいアクションが売りなのに、今流行りの女性タレントをキャスティングしなければメーカーが発売しないらしい。
俺には分からない、俺は映画が作りたいんだ!
男優と女優がプロの演技をしている映画を!

何故、バラエティータレントやグラビアアイドルが必要なのか?
作品を売る手段として?
それも分かるが、彼女達には彼女達の良さを出せる場所で頑張って欲しいし、何より俺はアクション映画を作りたいんだ!
日本映画にアクションを根付かせたいんだ!
作品で勝負したいんだ!

外国映画は作品を見に行く意識があるのに日本映画やVシネマになると、「今話題の!」っと下らねぇ約束事が付いてくる。
韓国映画のシュリを観て俳優の名前をどれだけの人が知っていた?
作品に感動し、俳優の演技に感動したから韓国映画もこれだけ定着したんだ!

作り手の熱い思いに感動するんじゃないのか?
それじゃ名前のない俳優はいつまでも無名なままかよ。
話題になればそれで良いのか?
本当にどの業界もキャパシティが狭すぎる。
バイタリティに欠ける。

何故外国映画に可能性を求めて、国内の作品は弱腰なのか??
俺は俳優だからとても悔しさを感じる。
もっと俳優の力、演技力の必要性を考えて貰いたいと思う。

それと観客は馬鹿じゃないぞ!
観客を騙す作品が必要なのか、納得させる作品が必要なのかどっちなんだ!
はっきりしろ!と言いたい。
今日は長く書いてしまったけど、俺の今の気持ちだ。

でもこんな話ばかりじゃない。
2日前に本格空手映画のオーディションに行って来た。
まだ若い空手経験者の役者達が結構来ていて、みんな真剣に頑張っていた。
この作品は必ず素晴らしい世界観を作り出せると思った。
こんな本物思考で骨太の製作者が増えて欲しいね!

よし!スッキリしたから前向きに俺もやるべき事をやるまでだ!