唯一無二の響きを、勇姿を、いつまでも。 | まっさまさな日々。

まっさまさな日々。

クルマ好き大学生・マサのブログ。
1年前まで、ポッドキャストしてましたが、
現在更新停止中。
ブログだけで頑張っているので、
よろしくお願いいたします。

どうも。
今日は触れなくてはならない出来事がありました。

通常、この手のことを考える時は、
結構頭をフル回転させて、
何日か後になってから書くのですが。

今日は不思議と文が思い浮かびまして。
書きたいと思います。


拝啓 高橋由伸様

私がプロ野球という世界に触れた時から、
あなたは紛れもない「スター」でした。
主要タイトルがあるわけでもない、
ずば抜けた通算成績であるわけでもない。
それでもあなたは、スターだったのです。

まだ地上波ナイターで野球を見れた頃から、
今に至るまで、常にファンの歓声を浴び続け。

それは、つい数週間前まで変わることはありませんでした。



今から遡ること11年前。
僕は東京ドームのグラウンドに立っていました。
子どもたちを招待して、キャッチボールとベースランニングを体験させてもらえるという企画に当選して、

ベースランニングでホームを駆け抜けた僕を、
ハイタッチで出迎える選手たちの中に、
あなたもいました。

当時の元木選手が、「背番号24」のシャツを着た僕に、
「10年後の由伸だなぁ!」と言ってくれて。
それを聞いたあなたは、「マジ?がんばってよ!」と言ってくれました。
今となっては、笑われるかもしれませんが、
メチャクチャ嬉しかった。

その試合で、ホームランを打ったあなたに、
僕は心底惚れ込みました。
それから数年、あなたのベースボールシャツを、
とにかく着続けて生活しました。

初めて買ったグローブもあなたモデルのでした。
色は全然違ったけど、どこか誇らしかった。



しかし、巨人ファンであることをためらう時期が来てしまった。
その頃のあなたは、気付くとケガして離脱して…。

でも、それはあなたが全力プレーをする証拠だと受け止めて、
応援し続けることを選びました。



少し世界は変わりますが、
あるレーシングドライバーが一線を退く時に、
別のドライバーが、
「引退のタイミングを自分で決められることは、幸せなことである」
と言い残したそうです。


問えるのなら、1つだけ聞いてみたいです。

あなたは、幸せな引き際を選べたのですか?

僕はどうしても、あなたには、東京ドームの万雷の拍手喝采の中で、
真剣勝負によって、「死に場所」が与えられる。
あなたがその権利を持たない理由は、無いはずだと信じていました。

野球を応援して13年、その間、ずっとあなたを見続けました。
あなたが着け続けた「背番号24」は、紛れもなくあなただけの輝きだった。
誰に譲るものでもない。

スタメン発表の時、打席に入るとき。
その時聞いた、「3番・ライト、高橋由伸」の響きは、
永遠のものとして、僕の心に残り続けるでしょう。

何度でも言いましょう。あなたは僕にとって、
「唯一無二のスター」でした。

今日を一区切りに、一つの時代が終わりました。

あなたの時代だったと、どうか胸を張って、
監督に挑んでください。

何があっても、応援し続けます。
ありがとうごさいました。