今夜もまたS市に住む娘から電話がかかってきた。
最近、韓国語の勉強を始めたという彼女は6月に韓国語の検定まで受けるんだと張り切っている。
それでもちろん韓国ドラマも熱心に見ており、
最近は「チュモン」にハマッているとか。
それにしても、26歳にもなって、ボーイフレンドのひとりもできない娘は、
仕事が終わってうちに帰っても話し相手がいないせいか、
毎日毎日わたくしに電話してくるのはいいが、
話がめっぽう長いもんで、
途中からもうこっちは疲れと眠気で目が開かなくなって、
しまいには、ごろんと横になってしまい、ほとんど居眠り状態で携帯を耳に当てている。
こんな時、私がいつも叫びたくなるのは、
ほんまにはやいとこ男をみつけてくれ~というセリフだ。
私なんか、自慢じゃないが、20代、一人で夜を過ごしたことなんか、
数えるほどしかない。
まったく育て方を間違えたとしか言いようがない。
こんな不良の親に堅気の娘が育ってしまった。
これを超反面教師といわずしてなんといおう。
思えば・・大学時代に毎日判で押したように授業が終わるとすぐにうちに戻ってくる娘を見て、
いったいいつになったら、
「お母さん、今夜は彼のところにいるから帰れない」
という電話をくれるのか、と
母は毎日待ち焦がれていたもんだ。
それなのにああそれなのに、
娘は大学の4年間、一度のお泊りもなく、
ひたすら勉学に明け暮れ、品行方正を絵に描いたような生活を送った。
これはまことに由々しき問題だ。
大学卒業後はわざわざ一人暮らしをさせているのに、
相変わらず浮いた噂ひとつない。
彼女曰く、
「いざという日のための勝負パンツはちゃんと準備している」とのこと。
しかし・・しかし・・○○ちゃん・・
はやいとこ勝負に出ないと、その勝負パンツは、
勝負する前から用なしの負けパンツになるぞ。
母に電話する暇があったら、夜の町にでも繰り出しなされ~