以前書いた「愛することを恐れないで」と同じ、
“SCORPION”というドラマからです。
このドラマ、驚異的な知能指数を持つ天才集団が国家レベルの緊急事態を解決していく、というものでスリリングな展開が好きなのですが、子供の頃から突出して頭が良すぎて周りはおろか、親からも理解してもらえなかったりしてきた事で、人に対して屈折した感情を主人公達が抱えています。
様々な事件を通して人と接したり、チームとして行動する事で関係性を築いていく過程が重要なテーマになっています。
昨日観た回では、チームの1人がミッションの為に長年絶縁していた父親と過ごす、という回でした。
2人が危機的な状況に陥って初めて、お互いの心情をぶつけるのですが、息子の方は「自分が6歳の頃には数学に目覚めていたけど、父さんはそんな自分を敬遠した。避けられてる、って事はわかってたんだよ。だって僕は天才なんだよ?」と。
それに対して父親は「お前の事をほんとに愛してたんだ。だけど、自分なんかには到底理解できないような天才の息子にどう接していいかわからなかった。今なら天才児に対する接し方の本もあるだろう。あの頃にあったら何度でも読みたかった。」と。
家族だからわかって欲しいしわかりたい。
だけれども、家族だからこそわかり得ないし、
気持ちを伝える事を怠ったり、恐れたりしてしまう。
物語の最後に、お互いの誤解も解けるのですが、ぎこちなさもまだあります。
そんな中で父親が言うのです。
「私と母さんはお前の良い家族になれなかった。
でも、お前はここで家族をみつけたんだな。」と。
私自身は、親とあまり良い関係が築けていません。
両親もそれぞれの親との関係性は希薄でした。
なので、あまり人を羨む事は無いのですが、
家族仲が良さそうな人は「いいな」って思っていました。家族で何でも話せる、とか何かあると駆けつける、とか。
もちろん、親のせいでなんだかんだ、みたいなのは中学生で終わらせてますし、大人になって親の心情も理解しているつもりです。
が、残念なのは私の心情は理解してもらえていない事なのです。
私はさっさと独立したおかげで、自分なりの軸というか価値観のようなものを作ることができたのですが、
親の時間は止まったままなのかもしれません。
結婚を機に、友人もいない場所で仕事に就いて、
一から人間関係を築いて行きました。
ほんと、コミュ障ですから簡単ではなかったです。
痛い目にも会いながら、自分の居場所のようなものを作っていきました。
今では、リアルでも、ブログを通した方とも、自分の感情を殺さずにお付き合いできる友人に恵まれています。
家族にも言ってない事、言えない事を聞いてもらったりしています。
血縁だからといって、必ずしも理解しあえたりするわけではないんだろうな、と思っています。
他人であっても、分かり合える場合がたくさんあるのだと思います。
自分が自分でいられる場所にしてくれる人達が、
「家族」なのかもしれません。
離婚調停中、家裁の人(笑)が言いたくて写真を。
ブロ友さんに頂いたネックレスをお供に、
行ってまいりましたよー。
さすがに建物の前で撮る勇気は無く、案内板の前での微妙な写真

そっちの方が不審だったと思いますが、
さすがに大都会、きっちり皆さんスルーしてくださいました。
