花そのものも好きなのですが、香りが特に好きなのです。
と言っても、品種がものすごくありますから、香りももちろん種類があって。
いわゆる「薔薇の香り」でイメージされる感じは、
甘さが強めでパウダリー、少し後をひくような、女性でいえば妖艶さやエレガントなイメージではないかと思います。
わたしの好みは、摘みたての、少しだけ青さのあるようなフレッシュなトップノートから、わずかに甘くなって心を穏やかにしてくれる感じが好きです。
薔薇の品種で言えば、「ティー系」といわれるタイプ。
お茶の香りを感じさせるタイプで、中国が原産の原生種から交配されていった系統です。
日本人は柑橘の香りを好ましく感じて、リラックスするというデータがあるのですが、(私も柑橘系の香りも好きです)薔薇の香りのリラックス感はとりわけ女性が感じやすいものなのかもしれません。
タイトルの、Stop and Smell the Roses、直訳すれば
「立ち止まって薔薇の香りを嗅ぐ」ですが、英語の慣用句だそうで、「薔薇(花)の香りを楽しむようなリラックスした時間をもちなさい」と言ったニュアンスのようです
そういえば、バブルの頃、男性が薔薇を100本プレゼントする、なんてありましたが、これと思う薔薇を1本プレゼントする方が洗練されているよなー、と思います。
バブル自体が洗練から離れたところにあったわけですが

薔薇の香りについての本はいくつかありますが、
「マリーアントワネットの調香師」という本もなかなか興味深いです
