意思の疎通 | 日々是一進一退

日々是一進一退

20年以上接客業に携わってきました。
その前は公務員をちらりと。
接客メインで書こうとしておりましたが、すっかり四方山話になっております。

同じ国の人間でもなかなか難しいのに、国や人種や文化が違ったらそれはもう難しいんだろうなと。

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立ち入り禁止のテープ。
日本語、英語、ピクトさん、中国語、ハングル語で書かれてます。

すっかり観光客が日常的になって、こういった表示も日本語と英語だけではだめなんだなーと。

テープを見ながらつらつら考え始めて、まず思い出したのが「オンカロ」。

フィンランドの放射性物質の最終処分場で、「洞窟」を意味するそうですが、地下520メートルに作られた「隠し場所」。
2020年から100年間運用されるようですが、プルトニウムの半減期が24000年、生物に影響がなくなるまで100000年。

ドキュメンタリーを見た時には、「10万年後の人類に、ここが危険なものを保管している場所で開けてはならない場所だ、という事をどうやって伝えるのか?」が議論されていました。

人類がいたら、ですがいたにしても言語が変わってしまっている可能性が高く、では図象で表せるのか?というと私達が象形文字の解読一つとっても相当な時間がかかった事を思えば、どんな表現ならそれが可能なのか?

答えはもちろん出ませんから、差し当たってこれならば、という図象なり文字を入れるしかない。

もう一つ思い出したのが「ハンドサイン」。

これも文化によっていろいろあると思うのですが、
以前問題になったのが、米軍の「止まれ」を表すサインが大多数の国と異なっていた事でトラブルに発展した事。
普通は「止まれ」を表そうとすると、手のひらを開いて高く掲げるとか、両手でバツを作るなんかだと思うのですが、米軍では(警察なんかも)握りこぶしを作るタイプ。

これ、だいたいの国では「攻撃」、いわゆる「やってやるぜ!」なイメージですよね汗
結果、威嚇されたと思った他国の軍とトラブルになるという。

全ての国の習慣を知ることなど不可能ですから、何でも自国の、または自分の考えが普遍で万能であるなんて思わずに、「違いがあるだろうから、まず確認をする」、という事を意識するべきなんだろうなと。

なんて事を考えていたら、地震ですようガーン
結構長めでした汗