新宿南口の思い出 | 日々是一進一退

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20年以上接客業に携わってきました。
その前は公務員をちらりと。
接客メインで書こうとしておりましたが、すっかり四方山話になっております。

お疲れ様でございますニコニコ
今日あたり、移動される方が多いのか、駅の流れがますますわけわからん事になっていて、歩きづらさマックスです汗

「感情労働について」なかなかヘビーになってますので、今日は一応タイムリーな話題に合わせてちょっと良い思い出をニコニコ

新宿駅南口がバスの乗り入れもスムーズにして、とてもきれいになったようです。(新宿での仕事が長すぎて、プライベートで行く気持ちにならず、ようですっていう汗)
ずいぶん前から工事をしていて、通りやすくなればいいなーとは思ってましたが。

何せ、魔界都市東京最強、最悪のダンジョンでしたからねー、新宿駅ガーン
とりわけ南口は外国の方に駅ビル内で道を聞かれた時、
「で、ここは一体何階なのか?2階?では、下に降りれば地上なのか?違う?はぁ?」
ってな会話を何度した事か。

今ではずいぶんきれいになった南口も、高島屋ができるまではなかなかのさびれっぷり、且つ夜はちょっと不穏な感じのエリアで、「新宿に行っても南口なんか行かない」というエリアでした。

そんなエリアに、高島屋がとんでもない大きさで大々的にオープン。
テレビなんかでも取り上げられた影響で、急に南口がごった返す事に。

といっても、良く台風の時なんかにテレビでリポートされてる南口改札からは道路を隔ててたりするもので、行き方に迷う人が続出あせる
どんどん駅ビルのほうに入ってきて、当時オープンカウンターだった為、お客様の後ろにすごい人波ができるはめに。

そんな中、お客様を接客中だったのですが、50代後半くらいの男性がいきなりお客様と私の間に割り込んできて、「高島屋にはどうやっていくんだっ⁉️」と。

いきなりの事にびっくりして(私もまだぴよぴよ時代でしたので汗)、
「少々お待ち頂けますか?」と。

簡単に説明できるなら、お客様にお断りしてささっと説明してしまうのですが、南口に来た事のない人にはちょっとややこしかったのです。

すると、
「店員のくせに何なんだっ❗️説明もできないのかっ❓
年寄りも一緒なんだぞ、何だその態度はっ‼️」と。
(昔のことなので記憶は怪しいですが、もっときつい調子でもっと長々仰ってました汗)

すごい人の中、年配のお母様とご一緒でイライラされてたのだと思います。加えて今よりも「女子供」の時代ですし、加えてちゃらちゃらした化粧品の「売り子」相手に、という感覚汗

警備員さんがたまたま引き継いでくれましたが、
あまりの事に呆然とする私に、全く初めてご来店だったお客様が、
「ひどい人でしたね。あんな人、気にしなくて大丈夫ですよ❗️」と仰ってくださったのですえーん

たぶん私の様子が、本人は気丈に振る舞ってるつもりでも、涙目だったんでしょうねあせる

見ず知らずの(だからこそ)人にいきなりフラストレーションをぶつけられ、初めてお会いした人(なのに)気持ちを汲み取って励まして頂けた、忘れられない思い出です。

他人に悪意をぶつけるのって簡単ですが、言葉に出して好意や慰めや励ましを伝えるのって、簡単ではないです。その方は日頃から大げさに言えば善悪の判断が明確で、人に伝える大事さを無意識にでも気付いている方だったんだろうと思います。

自分もそうありたいなー、とずっと思っていますが、そもそもが人と接すると緊張が強いので(接客業は修行です汗)、ファミレスでコーヒーメーカーの使い方がわからないおばちゃん(私もかわらんですが)に教えてあげるレベルです。

嫌な事を言いたくなったら、一旦考える。
良いことならば迷わず言う。

ということが常にできればなー、と思いますニコニコ

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千駄木の吉里さんのランチです。
天ぷらが江戸前でもう、山盛り出てきます。
メニューの写真より実物の方がボリュームのある珍しいパターン音譜
さらにデザートもーラブラブ