書きますよー、続き。
突入ですね、GW。
ちょっと外に出たら子供連れのお父さんとかいて、おうっ、ってなりました。
本当に曜日と祝日の感覚は失くしました
ましてやハッピーマンデー❔とか言い出してからは、
もう何の日であるのかすら危ういです。
老化も追加で諦めました。
ちなみに、9/20は空の日です、祝日にはまだなってません

で、続きを。
「やりがいに潜む問題」と、ちらりと最後に前回書きました。
最近だと、「居酒屋甲子園」がちょっと話題になりましたが、日本一やる気のでる朝礼、とか聞き覚えのある方もいるのでは。
地雷ワードは、
「仲間」
「夢」
「みんな」
「楽しい」
あたりです。
就職やバイト先を探している方は、求人の広告にこれらの単語が入っていたら、まず、「やりがい搾取系」と思って間違い無いです。(ついでにいえば、勤務地がお洒落エリアをうたっているものもおすすめしません)
日本ではやはり、あの居酒屋さんが代表でしょうか

この立地でこんなに安いんじゃ相当人件費抑えてるし、仕入れ先にも相当プレッシャーかけてるよな、ってまるわかりのメニュー。(しかもマズイ
)
過労で入社2ヶ月で自殺をしてしまった女性のルポも読みましたが、「やりがい搾取系」の手法は宗教や軍隊、少しマイルドに言えば、自己開発セミナーと同じです。
とりわけ、1代でのし上がったカリスマ経営者なんかは、自分の手法が絶対ですから、完コピを要求してきます。信者ですよね。でも、自分は言いたい事を言ってやりたい事をやってるわけですから、寝なくったって平気です、趣味ですから。
なので、無理って思うから、やめるから無理なんだ、やめなければ無理じゃないんだと意味不明な事を口走ります。
ある種の才覚や嗅覚には長けていて、であるから成功するのですが、戦術や戦略はないので部下は右往左往ですが、実績はださなきゃいけない。
となると「やる気」と「気合い」の滅私奉公しか残っていません。
ですが、報酬はもちろん低い。
そこで出てくるのが「やりがい搾取」です。
これ、すでに10年以上前からアメリカではマクドナルドやウォルマートで行われていて、保険すらまともに付与してくれないような職場なのに、店舗ごとにコンクールで競わせて頑張らせる、一年に一度大きな会場でパーティをして「ファミリー」感を演出する。
こんなの、まともなお給料を払う事からしたら些細な金額です。
日本ではさらに精神論のウェイトが高くて、みんなが頑張ってるとか、目標が厳しいなら休みに出て来ればいいとか、「みんな」でがんじがらめにして、訳のわからない過酷な業務に突き進んじゃいます。
で、何か達成したら「みんな」で「頑張った」おかげです!と。
上層部は楽です、戦術・戦略なんか適当で
「みんなの頑張りに期待してるよ❗️」でおっけーです。結果、何故上手くいったか、失敗したかなどの分析もなく、次に繋がらず、まともな評価にももちろんつながりません。
声が大きくて体力のあって、よくも悪くも鈍感な人が生き残るという。
そんな中で、ピュアな若者が「初めて素晴らしい仲間に恵まれて、夢を持つことができました!」なんて叫んでるのをみるとたまらない気持ちになります。
仕事ってチームを組むことは多々ありますし、フォローしあって頑張ろう、結果良い関係が築ける楽しさはもちろんあります。
ですが何と言っても、感情労働の職場ではだいたい賃金ベースは低いのです。それをめくらましするように、「やりがい」にすり替える、というのは割と多く行われているのです。
休みもまともにもらえないでレポート書かされる、創業者の本を読まされるくらいならまだしも、暗記させられる、どこの主体思想ですか。
そんな職場をブラックだと批判する側も、ならばきちんと対価を払おうよ、と言いたいです。
パンケーキに2000円払って居酒屋では同じ金額であれこれ食べようなんて

パンケーキなんて焼いてあれこれのっけて一回持ってきたら終わりですよ。居酒屋さんなんて何度もなんども酔っ払いに呼ばれるんですよ。
ちょっと自分の職場が当てはまるかも、って思ったら少し引いてみてください。
私もそうでしたが、上からのプレッシャーが高い時と、戦略が立てられない上層部になった時はやたらとコンクールばっかりで、ハイタッチさせられるとか、達成が厳しいメンバーが泣き出すとか、まともな企業の程をなさなくなります。
ただ、実際の現場だとつい頑張るんですよね。
なので、個人的には「お客様の為になるかどうか」に集中する事にしていました。それで会社からのコンクールは達成できなくても、実績はでるわけですから魂は売り渡さないぞ❕と。
とはいえ、気づくまでにはそれなりの時間はかかりましたが
どうか皆様、自分が自分である事を守ってくださいね。
そしてお客様には、商品なり受けるサービスの正当な価値について、考えて頂けたらなと思います。
いや、長くなりました

moon dogsという現象で、私の残念な英語力によると
月の光がダイヤモンドダストに当たることでできるらしいです。
美しいですねー


