どこまでやる？⑥

お疲れ様でございます

今日は接客ってやはりいいなというお買い物ができました。

ずーっとサングラスを探していて、なかなかこれと思うものが見つからず、安いサングラスを使っていて、

それはそれでデザインも気に入っているし、扱いも雑でも大丈夫、って感じで愛用していました。

が、ちゃんとしたサングラスやはり欲しいなー、と

思い日本橋三越本店のサングラス売り場に。

担当の男性に「ちゃんとしたサングラスが欲しい、できれば大きいのがいいけれど、どうにも怖い人になる。好みはRayBanのティアドロップだけど、西部警察みたいになる。(古くてすみませんミリタリーテイスト好きで)何より、顔が平べったいし、鼻に跡がつかないものを。なおかつ、機能がしっかりしているものを。」とリクエスト。

いくつかのおすすめブランドの特徴を説明してくださり、かつ、私が気に入っているであろうデザイン以外の選択肢も提示してくれ、RayBanかOliverPeopleあたりのボストンぽいのに落ちつくかなー、とその売り場の方に会う前には考えていたのですが、いろいろ伺って、CHANELのグラスの質がいいと教えていただき、また最軽量のデザインがシンプルなものを勧められ、全く予想していなかったブランドのものを購入する事になりました

お客様の要望を正確に把握して期待を超える提案をする、これってなかなか難しい事です。

プロフェッショナルたらんとして、ひたすらご教示くださるなんて人も多いなか、とても良いお買い物をさせて頂きました。

予算明確になかったですけど、持ってたサングラスの10倍ですw

と、楽しいお買い物の話が長くなり

無理難題シリーズ、⑤'が正しいかもですがサンプル事件です。

長年ご愛用されているというお客様。

以前はわからないのですが、その当時はたまに来店されてあれこれお話し(昔はもっとサービスが良かった、たくさんここで買ったのよ、というVIPアピールです)をされ、1,2品お求めになるかならないか、という感じです。

とある日、「3ヶ月間、世界一周の船旅に出る事になったから、その分のサンプルを頂戴！」と。

私は席を外していて、まだ入ったばかりのスタッフさんが対応していたところに戻ったのですが、マダム然とした威圧系のお客様の前で、スタッフさんが袋に大量のサンプルを必死で詰めていたと

スタッフさんを止めて、代わりに対応して丁重にお断りしましたが…。

常日頃、お金持ちアピールや、周りの方を貶める感じの言動、お金持ちなら船なんだから、購入した方が小さいサンプルちまちま使うより面倒がないのでは、とか、明らかに慣れていないスタッフさんを狙って要求した事や、あれこれ思いが巡って非常にげんなりした思い出です。

販売に携わる人間を見下す方、結構います

仕事を始めた頃は意味分からん、と思っていたのですが、ここで思い出すのが「お客様は神様です」の曲解です。

そして何故か馬鹿扱いされる事も。

まぁ、なるのに特殊な資格はいらないから、というハードルの低さだろうとは理解してますが。

これにこれから「おもてなし」が加わるのかと思うと、日本の接客、とりわけ東京の接客はかなり既に洗練されているので、どうなっちゃうんだと戦々恐々なのです

専門のスタッフから購入する、くらいの関係性をキープできればお互い良い時間が過ごせると思うのです。

写真わかりづらいですね

ツルのところにさりげないCHANELマークが。

すごくかるいです、が、付属のお洒落な専用ケースがかなりの重さ。

担当してくださった方、ありがとうございました