「こんばん三年振りの皆既月蝕」が今朝のニュース。

いつ頃からだろう、頻繁に天体ショーが話題になるようになったのは。

ハレー彗星? 前回は1986年2月だそうだから、ぼくが留学する直前に見たんだ。

あれからだろうか? 

獅子座流星群とか、最近はスーパームーンなんて一般用語か?というほど頻繁に聞く。

それもこれも、60年代70年代の東京(日本の各工業都市も同様)の空は汚れていて、TVヒーローは公害から生まれる怪人・怪獣と日々戦っていたんだ。ホントだよ。

それからいうと、80年代は空が明るく改善されたんだろう。

(こんなところにも、隣国 中国の経済発展・公害・外国旅行が70年代の日本を垣間見るように感じる一端が僕の中にはある)

話題がそれた。

ところで、むかしは皆既月蝕をどう見ていたのだろう。

実は、浅草周辺地域の蔵前には江戸幕府の天文台があった。

(富嶽百景 鳥越の不二 葛飾北斎)

 

ここを説明する資料は、別途あるのだけど、どう人びとが感じていたかが知りたくなった。

あるんですね〜(^^) こういうモノ好きなヒト向きな情報がネット上には。

web日本語
第97回 お月様は放蕩息子
小学館国語辞典編集部
http://www.web-nihongo.com/edo/ed_p097/

この中で出てくる山東京伝は、江戸時代後期の浮世絵師、戯作者。

まぁ いま風に言えば風刺漫画家かな。

大人気どころか時代を超えて現代にも名の残る天才でしょうが、なんせ、見たことがあっても、読めない(T T) あゝ なんたることかな 天才のワザを理解しない凡人の哀しさ。(ここ数ヶ月 度々直面してる)

でも、この棚橋正博氏のお陰で、やっとわかりました!本当にありがとうございます!

山東京伝に関するユニークな碑が浅草寺境内にあります。こんな話を知れば碑にも興味が湧きますね。

話はそれますが、安土桃山時代から江戸幕府鎖国時代を通して、西洋人が来日しては日本を紹介する本を書いているようです。

その中の多くに、当時の識字率の高さに驚きを表している文が掲載されているとのこと。

この山東京山の作品を見ると思うことがあるのです。

 

江戸時代でも、日本人は漫画好きで、そこから自然に文字や世情を学んでいたんだな。

 

興味を持つきっかけの役割をすれば、そこから先は、専門書や専門家に教えてもらいたいと思う。

自発的な興味を生む土壌に、漫画はうってつけ。

 

そんなことをつらつら考えた今朝でした

ではまた