観光地ガイドとは何をしてくれるのか?

そもそも必要を感じたことがない。(一般的に)

 

ぼくは仕事柄、日本はじめ世界の多くの町々を歩きましたが、そもそも観光ガイドブックを事前に買ったことすら稀。

基本、地図と現地の観光ガイドマップに頼りっきり。

それで十分観光できます! 

つまり、観光ガイドブックすら不要と思っている人 第一人者。

 

ということは、みなさん(ぼくも)が想像する観光地ガイドに期待する(予想する)ガイドとは一味違うものではないと、興味が持てません。

 

ここに、「こんな『視点』で町を楽しんでます。」を紹介することで、ぼくの観光地『浅草』の楽しみかたを垣間見て欲しいと思います。

 

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今回の掲載写真が鍵です。

左: 今日撮影。雷門から宝蔵門を望む

右: 歌川広重 「江戸名所図会 浅草金龍山」安政3(1856)年

 

雷門は、広重が描いた9年後に消失してしまうのだが...その話はまたこんど。

 

浅草寺と言えば雷門。

この雷門から望む風景が江戸っ子なら、版画のタイトルを見なくても誰でも知っているほどの名所だったわけです。

そんな名所を昔の江戸の人々がどんな視線で見ていたかを、現在の土地を歩きながら一緒に追体験してみませんか? 

というのが、ぼくのガイド:DownToTokyoのガイドです。

 

実は、この広重の絵と現在では見える風景が数点違います。150年も昔のこと。違って当たり前。

 

さる2017年11月4日に「仲見世の家賃来年から16倍」と、話題になった仲見世の雰囲気が150年前にはだいぶ違いますね。

また、この広重の浮世絵だけではなく、多くの浮世絵に残された浅草寺の五重塔は、現在とは異なる場所に描かれているのも注目です。

 

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この左右の写真、見比べてみても、同じ場所で撮影したとは説明されなければ、わかりにくいですよね。提灯の向こうに見えるはずの宝蔵門が小さい上に仲見世の飾りで見えにくい。

 

そこで、僕のオススメは、第一回目:開設で使用した写真の撮影ボイントです。

 

写真と絵画(版画)。

広重の写実美。また北斎の構成の妙。写真では表現できないデフォルメや色使いの工夫も面白いポイントだと思うのです。

 

こんな調子で一箇所ずつガイドしていたら、朝から初めても陽が暮れちゃうんじゃないかと思い、コースも悩みの種です。

 

ガイド(ブック)なら・・・

雷門の正式名称知っていますか? (風雷神門)

この雷門は昭和35年に再建されました。寄進者は?(松下幸之助)

では、みなさん記念撮影 パチリ✨

 

それはそれでよし

(続く)