来月2月6日(日)の午後にコンサートを行います。
編成はピアノ四重奏。そして、今回のプログラムはオールクラシック曲です。
前回は弦楽四重奏×ラテンでしたが、今回はwithピアノとデュオも含めいろいろな組み合わせで演奏します。
ブリッジのピアノ四重奏のための『ファンタジー』は、メランコリックで美しい旋律とパントマイム的でリズミカルな中間部の3部構成。最後は情熱的に冒頭のメロディを繰返しF#メジャーという♯だらけの調で静かに昇天。素晴らしい名作ですね。あまり演奏されませんけど・・・
次は、ウェーヴェルンの極小音楽『チェロとピアノのための3つの小品』という、わずか10小節×3という短いデュオ。
箸休めとして、バッハの『15の二声のインヴェンションより1,4,8番』をヴァイオリン×ヴィオラのデュオで。
前半のトリは、小職の作品でお化け退治の音楽『ある夜寺のファンタジー』
この曲はだいぶ昔にピアノトリオとして演奏したのですが、それを四重奏に拡張して除霊シーンを長くしました。
いわゆる現代音楽の要素が多分ですが、雅楽的な美しいハーモにもあれば、「南無妙法蓮華経」「南無妙法蓮華経」・・・という音を模したリズミカルなオスティナートもあり、たぶん聞いていて理解はしやすいと思います。
イメージは下の表紙の写真のように、多摩地区の高幡不動尊で行われていた護摩焚きをみたインスピレーションで作曲しました。その宗教的儀式を正確に模写しかったのではなく、そこか寺社、夜、森、霊といった日本的宗教観や、伝統的な日本的音楽をあらわそうとしています。
休憩をはさんで、メインはブラームスの名作、ピアノ四重奏曲第1番ト短調です。
これは多くの解説も演奏もあるので特筆することはないのですが・・・
この曲、長い・・・です。
ブラームスの初期にアルアルなのですが(いや他の巨匠でも)、書いていくうちにアイデアが膨らんだり気分が乗ってしまい、あーこれも書きたい、それも入れたい、とどんどん長くなってしまうようです。小職も演奏もするし作曲もするから、なんとなくそうかなとは思うのですが。
特に、1楽章と3楽章。
「ヨハネス先生!まだ続けるんですか!もう、ここでこの楽章終わらせても、十分素晴らしいですよ!」
3楽章も170小節目まででもう十分おなか一杯なのに、まだ出てきます。シメにチャーシュー丼が出てきた感じ。
さて、会場は、原宿にあるホールソワサント(hall60、http://hall60.com/)、なかなかいい響きのホールですね。
もしご興味ありましたらご来場(コロナのため席数を減らして予約制にしてます)&オンラインライブ配信をしてますので、ぜひ聞いていただけたら幸いです。
チラシです↓
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