昌生です。

クラスやでったことをシェアします。

テーマは「心を安定させる」こと。

チャクラで言うと、第一チャクラの調整。
「グラウンディング」
を意識していくクラス。


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心と身体はつながっています。

身体が安定すると心も安定したものになりやすい。


とくに下半身、骨盤が安定してくると、安定感、安心感を感じやすくなります。
逆に下半身、骨盤が不安定になると、心も不安定になりやすい。





私は昔、インドでバンジージャンプしたとき、このことを実感しました。


じつは高所恐怖症なんですが、勇騎を出して、
いざ30メートルの高さに立ってみると、、、


やはりガクガク、足がすくみます、、、。


豆のように小さく見える岩岩と、
その間にちょろちょろ流れるガンジス川。




そしてインド人。



「よくよく考えてみたら、インド人がやってるバンジージャンプっていうのも、なんか信用できねぇ!!」


「このロープに命を委ねられなるのか、、、」



って思考が湧いてきて、心は揺らぎ、不安定になってくる。


その時の私の骨盤は、当然安定しておらず、
心と同様小刻みに揺らいでおりました。



そう、私たちの心が不安定なときは、骨盤も不安定になってるみたいです。


これが不安や恐怖が最高潮に達すると、、、
骨盤底の力が緩み、尿漏れになって腰が抜けてくる。



だとしたら、まず心を安定させたければ、
まず運動神経で意志の力で比較的コントロールしやすい
下半身を安定させていったほうが分かりやすいはず。



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ということで、心を安定させるためのテクニックとしてヨガには、
「ムーラ・バンダ」というテクニックがあるので紹介します。


また、その補助として、
「パーダ・バンダ」があります。





「ムーラ・バンダ」
ムーラとは、根っこ。バンダとは、締め付け。


ただ骨盤底を引き上げるとか、おしっこを我慢する筋肉といっても、
なかなこ分かりにくい感覚なので、実感しやすいワークから始めていく。




内腿にブロックを挟んでみる。



すると、、、不思議な事に下半身がものすごく安定してくる!
内転筋が閉まると、自然とムーラが入る。どっから押されてもびくともしない感じになる。


まず、この感覚を覚えておいてもらう。



そして続いて、
ムーラの補助として、「パーダ・バンダ」も意識してみる。

「パーダ・バンダ」とは、足裏のバンダ。
母子球、小指の付け根、かかとで床を押して床を押す感覚。


このわずかに土踏まずを引き上げて踏ん張っていく感覚によって、さらに下半身は安定してくる。


座法でも、立っているときの、これらの感覚を思い出してもらい、
下半身に根っこが生えていくような下向きのエネルギーと、それによって生まれる心と身体の安定感を引き出していく。


下半身を安定させることで、より上向きに伸びていくことができ、
さらに上半身の力が抜けやすくなり、頭の中は受動的、瞑想的な精神状態になりやすくなる。
その結果、心の働きが静まり、波うつ心が安定に向かうはず。


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あ、あと、おまけで、「視線」。
目は心の窓と言うように、目線は感情や考えていることを表す。
その人の「目」をみていると、考えていることもなんとなく分かる。


たとえば、過去のことを考えていると、左を向いて、
未来のことを考えていると、右を向く等と言われたりする。


「目」は、脳にもっとも近い器官。


とくにバランスのポーズでは、正面一点に集中していくとポーズがとりやすくなる。
視線と、呼吸、意識を一つにしていくと、心の揺れ動きが少なくなり、身体も安定する。


骨盤底、内転筋、足裏、目線



以上が身体面のコツ。


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心理面も紹介すると、何度も書きますが、やはり「いまここ」


意識が未来や過去に向かうと、「苦」が生まれる。
脳は頭の中のその物語をまるで、それをいま、体験しているかのように捉え、
不安や後悔といった感情が生まれる。


また意識が他人向かっているときも、「苦」が生まれる。
他人と比較することで、優越感や劣等感を感じては、心は喜んだり悲しんだりする。
意識が「ここ」にないときも、やはり心は揺れ動く。



意識が「いまここ」に在るときには、
「苦」が生まれず、心も当然、安定する。


いまこの瞬間のみを感じ、集中して、没頭して、
その対象とひとつながりになっているときには、、、
時間という概念も、自分と他人の境界も無くなる。

= 無我夢中、一心不乱、フロー状態



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いまここを感じ、感じたものを認めていく。

たとてそれがネガティヴな感覚だっとしても、
それをありのまま認めてあげると気持ちは落ち着いてくる。

一時的に、嫌な感覚、不快な感情になったりするかもしれないが、
感情やコワバリも味わうと消化され、身体の中を通り過ぎて成仏する。



大人になると、素直な気持ちや欲求に抵抗する癖がついてくるので、
ヨガをやっている時ぐらいは、仮面(ペルソナ)も色眼鏡(ビリーフ)もはずして、
身体と意識を解放させてあげよう。


いまの自分が感じてることを否定せず、ありのまま認めていく。
そんな「大らかな観察者の視点」を養いながら、
自分自身の命にグラウンディングしていこう!


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補足
これはヨガクラスの範疇を超えるのでクラスではいってないけど、、、

さらに、心理学的なことを言うと、家族とのつながり、
とくに自分の親とのつながりが良くなると安定感は増す。


自分の命の根っこ(ルーツ)を辿っていくと、
親、その親の親、親、数え切れない先祖様に行き着く。
だから自分の親や先祖を憎んだり戦っていると、心は不安定になりやすい。




また、「自分のパターン」(=規則正しい生活、自分の中の規範やルール)
をつくると、安心感、安定感が増す。


下半身の下向きのエネルギーを意識すると、
へそから上の上向きのエネルギーも感じやすいように、

一見逆説的に聞こえるが、生活の中の境界線を意識すると、
内側にエネルギーが溜まって無境界になりやすいのかも。


過去の関連記事はこちら。
幸せな心と身体の育て方 第12回 『自分のパターン』

リンクはこちら


以上、補足で、「親との関係」と「自分のパターン」でした。



いろいろ書きましたが、
これらは理想であり、私も実践中です(^^)


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まとめると、

「下半身の安定感」

「目線」

「いまここ」

(補足で「親との関係」、「自分のパターン」)


そして、いま瞬間、自分が感じてることをありのまま認め、
心も揺るぎなく安定したものにしていこう。

そんな方向性を目指すクラス


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内容は。、

ブロックを使った
ムーラバンダのワーク
頭にブロックをのせて中心軸を意識する。


下半身が埋まるイメージ。
赤い光のイメージなど。


ラージャの準備体操
太鼓橋をブロックで。

下犬



立ち木

押し上げ

立ち前屈

英雄、サイドアングル
立位開脚のシリーズ

※前屈開脚では、腰の上にブロックを置いて
骨盤を上に押し上げて、ムーラとパダバンダを強化する。

ウサギ
三日月

バッタ
仰向けの一本足(ベルトでパーダバンダ)
ねじり

すき
仰向けのナバァーサナ

娑婆
背中で大地の安定感を感じる
地球を感じるイメージ。

自分の命の根っこに微笑む瞑想

他。


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ありがとうございました!!







(時々、足の裏で大地を感じてみる。)




追伸1
綿本での毎日がワークショップ企画


10/18 やる気のつくり方

10/25 オープンハート ~自分とつながる~

11/1 気づき瞑想ヨガ ~観察者の視点~

11/15 ありのままの自分を受け容れる ~ 自己受容~

11/22 全身で呼吸する ~ボディスキャン~

11/29 慈悲の瞑想




初回の方のご予約はこちら

http://www.yoga.jp/






追伸2
yoginiのブログもアップされてます。

「笑ってヨガとも」

リンクはこちらです。 http://www.yogini.jp/friends/

「等身大の自分、現在地を認めていくと、地に足がついて安定する」
ってことについて書いてます。





追伸3
今月のWS@真鶴

『股関節がカタい人のための陰ヨガ』
日時 10月19日 午後1時~3時


『ヴィンヤサ&陰 ~オープンハート~』
日時 10月30日 午後10時~12時


料金:料金 3500円

   月メンバー 2500円
  (チケット2回、振替2回分でも受講可)


ご予約はこちらまで。

masaoyoga@gmail.com

場所の詳細決まりましたら、またUPしますね。







吉田昌生