幸せな心と身体の育て方 第12回 『自分のパターン』


こんにちは吉田 昌生です (^0^)


ここまで「幸せな心と身体の育て方」というテーマで
様々な切り口を変えてお伝えして参りました。


最初は、「瞑想」とその「基本テクニック」、
そこから「観察意識」や「ヨガ哲学」、

さらに、自分の「欲求」や「気持ち」を大切にするワークをご紹介して、
後半は、「動機」や「思いやり」について書いてきました。




いよいよこの講座も終盤。





なので今回は、
とくに凄いことを言いますよね。











これは、人生に調和をもたらす真実とも言えます。













それは・・・











「規則正しい生活」には、
精神を安定させる効果があるんです!!











ん?


















規則正しい生活!?











「昌生さん、今更何を当たり前のことを言ってるんだろう?」








そんな声が聞こえてきそうですが・・・






はい、そんなことです。



親戚のおばあちゃんに言われそうな
ごくごく当たり前のことかもしれません。





でも、実はこれ、
色々な心理療法、カウンセリング、
あるいは精神安定剤などのお薬などに頼るよりも、






よ~~~~~~っぽど

精神を安定させる効果があるんです。





自分の生活の中に、
「自分のパターン」(規律や秩序)を取り入れると、
精神状態が安定してきます。





反対に、
自分のなかに「規律」や「秩序」が無ければ、
心は不安定な状態になりやすいと言えます。





たとえば、

昼夜逆転していて、

仕事も、住む場所も定まらず、

不規則な食生活を送っていたらば、、、




誰でも、


「自分って何ものなんだろう?」


「何がしたいんだろう?」


って、感じるようになってきます。





これは、自分自身の体験から、
またカウンセリングをしていた経験から、
分かったことですが、、、





「 無 秩 序 」 は 心 を 不 安 定 し ま す 。





悩みを抱える多くの人は
必ずと言っていいほど生活が不規則です。






おそらく、
その人の人格の問題というよりも、

不規則な生活習慣が原因で、
さらに精神が不安定な状態になり、

その結果、さらに悩でいる
というスパイラルに入っていることがほとんどかもしれません。







自分自身の人生を振り返ってみますと、


昼夜逆転の生活だったり、


食事が不規則だったり、、、


住む場所がいつも変わったりした時期は、


必ずと言っていいほど、
心が、不安定な精神状態にありました。





突然、気持ちが落ち込んだり、
漠然とした不安に陥ることもありました。







一方、

住む家があって、

毎朝、ヨガをやって、

家族とつながりを感じながら、

決められた時間に仕事にいくような

規則正しい生活を意識するようになってから、、、

「安心感」や「安定感」を感じるようになりました。




心理療法の中には、、、

心の問題や過去の記憶に、直接アプローチせずに、
規則正しい食事と運動し、睡眠の「枠組み」を決めることで、
心の状態を調えていくというものがあります。



実際、私も、
「規則」や「パターン」ができたことで、
心は安定し、前向きになになったように実感しています。




生活の「枠組み」がしっかりしていればしているほど、
心と身体の状態を安定し、精神的に地に足がついてくるようです。




このことを証明する
例を2つあげますね。


・・・・・・・・・・・・・・・


イチローの場合。


たとえば、
野球で有名なイチロー選手
彼も「決まりきった段取り」をとることで有名です。



球毎に、バットを立てたり、
肩袖を持ち上げたり同じ「動作」をします。



バットやグラブも特別丁寧に扱い、
朝食べるものまで、毎回同じ。



最近は、トーストとそうめん、
以前はカレーだったそうです(笑



彼は、生活の中に、
厳格な「パターン」をつくってます。
自分の中に決まりきった「ルーティンワーク」を持っています。



それによって心が安定し、
大舞台でのプレッシャーに押しつぶされることなく 、
精神状態を一定に保つことができるというわけなんですね。




・・・・・・・・・・・・・・・

日本の僧侶の場合。



禅のお坊さんも、
とても規則正しい生活を送ることで有名。


食べる順番もひとつひとつ全て決まっているお寺も
あるほど厳格な規律があります。



このような厳格な規律があることで、
魔境(精神バランスを崩した状態)に陥らず、



精神状態を安定させて、
より深い無意識の領域まで入っていくができるそうです。



多くの宗教や精神鍛錬法に、
「規律」があるのは、自分の心を安定した状態で、
より深い部分と向き合っていけるようにするためなんですね。


・・・・・・・・・・・・・・・


つまり、精神を安定させるポイントは、

「自分の生活にパターンをつくる事」です。




ただし、
誤解の無いように言っておくと、



私はにここで、

ストイックにやりましょうとか、

お肉やお酒はとるべきではないとか、

質素倹約、慎ましい生活をしましょうとか、

毎朝、トーストとそうめんを食べましょうとかが、

言いたいわけではありません。



自分が生活の中で
無理なく続けられるものであればいい。



生活の中に変わらない秩序、

枠組みができることで、心は安定していきます。



例えば、それは、

毎週、同じ曜日と時間に、

ヨガのクラスに行くことだったり、

通勤時間に呼吸に意識を向けることだったり、

お昼の食事の時間を決める事だったり、

夜、電気を消す時間を決めることだったり、、、


何でも、いいんです。



とくに最近、
気持ちが不安定に感じてらっしゃる方は、
自分の中に「自分のパターン」をつくってみてください。

より心と身体が安定してくるのを実感して頂けると思います♪




・・・・・・・・・・・・・・・



最後に、ヨガが推奨する
「枠組み」をご紹介いたします。


今から約2000年前に賢者パタンジャリが
まとめたとされる経典です。


これは、前回の仏教と同じように、
”調和した生き方”のためのガイドラインのようなものです。



ヨガで言われる、
禁戒(しないほうがいいこと)と、
勧戒(やったほうがいいこと)をご紹介いたします。



・・・・・・・・・・・・・・・



【ヤーマ】禁戒(しないほうがいいこと)



1 アヒムサ 非暴力
  行動/言動/思考の暴力をつつしむこと。



2 サティヤ  正直であること
  言葉と行動を一致させ誠実であること。



3 アステヤ  盗まないこと
  物だけに限らず、人、言葉、アイディアなども。



4 ブラフマチャリヤ エネルギーの温存
  ムダなエネルギーを使いすぎないこと。とくに性欲。



5 アパリグラハ 貪欲に溺れないこと
  ものに執着しないこと。貪らないこと。



・・・・・・・・・・・・・・・



【ニヤーマ】勧戒(やったほうがいいこと)




1 シャウチャ  清らかであること
  思考のレベルでも、身体レベルでも清潔に保つこと。



2 サントーシャ  足ることを知ること
  与えられた環境・現状を受け入れること。満足すること。



3 タパス  精進すること
  日常において自分で決めた「規律」を保つこと。



4 スヴァーディヤーヤ  自分自身について研究すること
  本を読んだり、師から教わったことを生活で実践すること。



5 イーシュヴァラ・プラニダーナ  祈ること
  大切な存在に祈りを捧げる事。
  愛や思いやりを感じる瞑想をすること。



・・・・・・・・・・・・・・・

以上です。


ありがとうございました。


吉田昌生


ランキングに参加しています。
1日1クリック以下の二つをポチッとお願いします。


→携帯の方はこちら


にほんブログ村 健康ブログ ヨガへ
→携帯の方はこちら

いつも応援ありがとうございます♪


★ 初めての方は、こちらの記事もどうぞ

→ このブログの目次 / 人気記事ランキング


★★ さらに濃い情報をメルマガで公開しています。

→ 毎週金曜日配信!
「マインドフルネス瞑想入門メール講座」はこちらです。