幸せな心と身体の育て方 第11回 『思いやり』


こんにちは吉田 昌生です


このメール講座では、
「幸せな心と身体の育て方」というテーマで
ヨガや心理学の智慧をご紹介しています。


今回は、前回の記事
「動機の大切さ」の続編です。



・・・・・・・・・・・・・・・




人生の意味とはなんでしょう?



果てしなく大きな宇宙の視点まで広げたら、
私の人生なんてほんの瞬きの一瞬です。


そもそも人生に意味なんて無いのかもしれません。



それでも人間は、「意味」を求めるもの。
「意味」の無いことには耐えられない生き物です。



このことを証明する、
興味深いエピソードがあります。



これは、旧ロシアで行われていた
実際にあった刑罰だそうです。



ーーー



囚人にA地点からB地点にレンガを運ばせて、
運び終えると、今度はB地点からA地点にレンガを運ばせる。




終わったら、またA地点からB地点へ

終わったら、今度はB地点からA地点へ

また終わったら、またA地点からB地点へ

また終わったら、今度はB地点からA地点へ

またまた終わったら、またA地点からB地点へ

またまた終わったら、今度はB地点からA地点へ

またまたまた終わったら、またA地点からB地点へ

またまたまた終わったら、今度はB地点からA地点へ・・・



これを延々と、何回も何回も繰り返すという刑罰です。


ーーー


なんて虚しい作業なんでしょうね・・・

こんな意味のないことを毎日やっていると、
誰でも、耐えられず、発狂しちゃいますよね。




自分が一生懸命やったことに
全く意味がないなんて、
頭がおかしくなりそうです。






でも、、、




たとえ同じ作業だとしても、
その意味付けが変われば、全く別のものになります。



たとえば、
そこに「教会を立てる」という目的を加えると、
同じ労働でも、意義ある事に変わってきますよね。





同じレンガを積む労働。





やっていることはほとんど同じ。


ただレンガを運ぶという仕事です。




でも、そこに、




『 これは、人々の心の拠り所となる教会を立てる重要な仕事だ!! 』





『 私は、人々の心の拠り所となる教会を立てている。
  この仕事の先に、人々の幸せがあるんだ!!  』




という「意味」をつけ加えるだけで、
自分の内側から、使命感や充実感が湧いてきます。




人は、自分のやっている仕事が、
誰かの役に立っていると感じると、
そこに意味を見出します。



たとえ完成していなくても、そのプロセスに、
やりがいや、喜びを感じることができるようになるんです。



ーーー



脳科学的にみても、

『他人の役にたっている』

と感じたとき、気分はよくなり、
免疫力は高まり、身体を若返り、
幸せな心理状態をもたらすようです。



先日、NHKの番組で、
アメリカの大学で行われている
「幸福学」の授業を見ていました。


「幸福学」とは、
「幸せ」を科学的に分析した
最先端の学問のことです。



「幸福学」では、
幸せでいるためには、
以下の3つのポイントがあると教えてくれています。


・・・・・・・・・・・・・・・


~幸せでいるための3つのポイント~


1 人とのつながり

2 いまここにいる

3 思いやりの心を持つ


・・・・・・・・・・・・・・・

(※これってこれまでお伝えした内容と似てますよね。)


思いやりの心を持つだけでも、
私たちは、幸福感を感じるようにできています。




ということで、
最後に、幸せな心の在り方をつくる
「思いやりの心を高める方法」をご紹介します。


ヨガの練習が外側から浄化させる方法であるのに対して、
このような考え方や瞑想は、内側から浄化を深めていく方法になります。




今回は仏教の教えから、
「無財の七施」と、「慈悲の瞑想」をご紹介します。




・・・・・・・・・・・・・・・


「無財の七施」


1 眼施(げんせ)
やさしい眼差(まなざ)しで人に接すること

 相手を思いやる心で見つめること。
 それだけでも、周りの人は安心します。



2 和顔悦色施(わげんえつじきせ)
にこやかな顔で接すること

 ステキな笑顔を見ると幸せな気持ちになりますよね。
 自然と周りにも笑顔が広がります。



3 言辞施(ごんじせ)
やさしい言葉で接すること

  あいさつや感謝の言葉をかけたり、
 相手を思いやる言葉で接すること。



4 身施(しんせ)
自分の身体でできることを奉仕すること

 重い荷物を持ってあげる、困っている人を助けること。
 お年寄りや体の不自由な方をお手伝いする等。



5 心施(しんせ)
他の人のために心をくばる

 慈悲の心、思いやりの心をもつこと。
 今回、ご紹介する瞑想方法など。



6 床座施(しょうざせ)
席や場所を譲ること

 席だけでなく、分かち合いの心、譲り合う心をもつこと。
 このような情報発信もこれに当たります。



7 房舎施(ぼうじゃせ)
自分の家を提供すること。

 お客さんに対してあたたかくおもてなしをすること。



以上、「無財の七施」でした。




・・・・・・・・・・・・・・・



もう一つは、
「慈悲の瞑想」です。


「瞑想」と言っても、
「祈り」のような瞑想法です。


自分自身の幸せから、
生きとし生けるものの幸せへと祈りを広げていく瞑想法です。
ここでは、簡易バージョンを紹介します。


・・・・・・・・・・・・・・・



【慈悲の瞑想】

私が幸せでありますように
私の悩み苦しみがなくなりますように
私の願いごとが叶えられますように

私が幸せでありますように × 3回



私の親しい人々が幸せでありますように
私の親しい人々の悩み苦しみがなくなりますように
私の親しい人々の願いごとが叶えられますように

私の親しい人々が幸せでありますように × 3回



生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように
生きとし生けるものの願いごとが叶えられますように

生きとし生けるものが幸せでありますように × 3回



・・・・・・・・・・・・・・・


以上です。


この慈悲の瞑想をやることで、
心は穏やかになり、気持ちが安定します。

電車の中で乗り合わせた人に対して行ったり、
これから会う予定の人をイメージするのもオススメです。

ぜひ、よりよい人間関係を築くのに役立てください。


今回は以上です。
ありがとうございました (^0^)

OM!!


 ■ 吉田昌生の著 ■

「1日10分で自分を浄化する方法 マインドフルネス瞑想入門」
※呼吸・心を整える瞑想誘導CD付き  吉田昌生 著


マインドフルネス瞑想入門

¥1,728
楽天



マインドフルネス瞑想入門

¥1,728
Amazon.co.jp




 ■■ 公式ホームページ ■■

神奈川県(湯河原~真鶴)で活動中のヨガ・瞑想講師 
吉田昌生のオフィシャルサイト






→公式ホームページはこちら


ランキングに参加しています。
1日1クリック以下の二つをポチッとお願いします。


→携帯の方はこちら


にほんブログ村 健康ブログ ヨガへ
→携帯の方はこちら

いつも応援ありがとうございます♪


★ 初めての方は、こちらの記事もどうぞ

→ このブログの目次 / 人気記事ランキング


★★ さらに濃い情報をメルマガで公開しています。

→ 毎週金曜日配信!
「マインドフルネス瞑想入門メール講座」はこちらです。