幸せな心と身体の育て方 第7回 『ヨガ哲学』


こんにちは吉田 昌生です (^0^)


前回は「感じる」についてお伝えしました。


今日は、その流れで、
「ヨガ哲学」について触れたいと思います。



少し、復習しますと、

「瞑想」とは、今この瞬間、
自分の内側でおこっていることを、
「観察」していく練習のこと。


そして気づいたこと、
自分の呼吸や思考、感情を、
「良い」「悪い」と分ける事無く
ありのまま感じ、気づいてる状態のことを指します。




ヨガの根本経典である、
ヨガスートラの冒頭部分を紹介します。



ヨガスートラには、こう書かれています。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


1 今からヨーガを解説する


2 ヨーガとは、心の働きを死滅することである


3 そのとき見るものは、本来の状態にとどまる


4 それ以外の時、心の働きと同じ状態をとる


ーーーーーーーーーーーーーーーーー



ヨーガとは、
心の作用を止滅させること。



心の働きを止めると、
本当の自分だけがのこる。




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頭の中に「?」マークが
浮かび上がっている方もしるかもしれません・・・


未熟な私の経験から、
分かる範囲で解説させて頂きます。




ーーーーーーーーーーーーーー




瞑想が深まってくると、
心の働きが湖のように静まる瞬間があります。







思考や、身体の感覚が静まり、
意識は鮮明で、感覚は鋭くなる感じです。







実際に、身体の基礎代謝が下がり、
眠っているときとも、起きているときとも異なる、
不思議な感覚になるときがあります。







眠っているようにリラックスして
意識ははっきりと冴えている状態。




この目覚めていてしかも低い代謝状態のことを、
「第4の意識」と呼ぶ専門家もいます。

(起きているとき、夢を見ているとき、
寝ているときとは異なる、脳波や身体の状態)



ーーーーーーーーーーーーーーーー


この「意識」の特徴は、



1 「無分別」です。
  =ジャッジがない。


2 「無境界」です。
  =ひとつながりの意識、一体感。


3 「いまここ」に在る。
  =時間も空間もない。


です。


ーーーーーーーーーーーーーーーー



経典には、この「意識」が、
「本当の自分」であると書かれています。


そして、
その次には


「それ以外の時は、
心の働きと同じ状態をとっている」


と記されています。


解説すると、
日常生活での私たちは、
自分の身体、名前、役割等を自分だと認識しています。


そして、過去の経験、印象(カルマ)から
自動発生してくる思考や感情と一体化しています。
それが「自分」という感覚をつくっています。



でもヨガの経典では、
「それは本当の自分ではない」と言っています。
本当の自分は、それを観察している「意識」だと言っています。




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??????????????????




さらに、頭の中に「??」マークが
浮かび上がっている方もしるかもしれませんね・・・





より分かりやすくイメージして頂くために、
映画の中の「登場人物」と「観客」に例え、
解説してみたいと思います。





映画の「登場人物」を、
思考や感情に巻き込まれている「私(=自我)」とします。


「観客」を、「意識(=真我)」と例えます。




・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・



映画館で映画を見ているところを
ありありと想像してみてください。





ものすごいリアルな最先端の3Dの映画。







色眼鏡をつけていて、立体的に見える世界。








バーチャルリアリティーな現実。









ものすごい臨場感です。









あなたは「観客」ですが、
「登場人物」に感情移入しています。






「登場人物」と完全に、一体化し、
物語に浸り、悲しんだり、怒ったり、
様々な感情を楽しんでいます。






すると突然、
携帯がなり、
ふっと我に返ります。






その瞬間、「登場人物(=自我)」に感情移入していたあなたは、
実は自分が「観客(=真我)」であったことを思い出します。







「本当の自分は、
映画の中の登場人物ではなくて、観客だった」








「物語の中で、
ドラマを楽しんでいただけだった」







ということに気づきます。





・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・




これと同じように、
瞑想で、心の働きを沈めることでも、
自分の思考や感情を、客観的に観察することができます。





思考や感情に巻き込まれる側から、
それらを観察している視点に変わります。




心地のいい感覚も、
不快な感覚も、

それと一体化はしていないけど、
その感覚がそこにあるのを許し、
認め、受け入れ、つながっている感じです。







やはり、言葉で説明するって限界がありますね・・・
興味がある方は、ぜひ一度ヨガのクラスにご参加ください。








それでは最後に
もう一度、ヨガスートラの冒頭部分を紹介します。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


1 今からヨーガを解説する


2 ヨーガとは、心の働きを死滅することである


3 そのとき見るものは、本来の状態にとどまる


4 それ以外の時、心の働きと同じ状態をとる


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

以上です。


今日は、『ヨガ哲学』について説明させて頂きました。
ヨガの世界に興味を持って頂くきっかけになったら幸いです。





「より多くの人と、ヨガの気持ちよさ&奥深さを
分かち合っていきたい。一緒に深めていきたい。」

そんな想いを込めて、ブログを書いています。


最後まで読んで頂きありがとうございました☆



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次回は、さらに日常生活の中で、
「観察意識」を高める具体的な方法をご紹介いたしますね。



ありがとうございました。

OM!!

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