2023.4.8 sat
6:15~10:30
曇り / 8℃〜14℃

樽水ダム / 宮城県名取市

13尺 バランスの底 両ダンゴ(マッシュベース)



今日は…


去年11月末にも竿を出したここへ

その時は時間がなかったので再び釣行



前回の釣査 ↓






その前に概要を述べます…



樽水ダムは名取市への上水道用水の供給、

増田川の洪水調節などの目的で、

1976年(昭和51年)に完成。



3年後の1979年頃にはヘラの生息が確認。


ヘラ師だった父親は、翌々年(1981年)からここに通い始めてる。(ちなみに父はこのダム工事の際、ダンプで砕石運搬などの作業に携わってたらしい) 



自分がここを認識したのは昭和60年(1985)前後。父のヘラ釣りに付き合わされて何度も訪れていた。

当時は、現在よりも入釣できる入口が多数あった。だが殆どが水辺までは少々過酷な獣道的なやつ。帰りが登り坂なので特にしんどい!



よく入ってた釣り場は、当時は開設されてなかった上流にあるB地区駐車場付近から、自然と出来た軽自動車が1台分通れるくらいの道があり、ダムの水辺まで車で入釣できる場所。

乗っこみ時期にはインレット付近で盛大にハタいてるのを何度も目撃している。



しかしながら、当時の自分はさほどヘラ釣りに興味がなくて…

やらされていたけど、すぐに飽きてしまってた。



父がヘラ釣りしてる間、小さな生き物や虫を探す方が楽しくて一緒について行ってるようなもの。




そんな折に、ブラックバスが生息している!という情報を、ヘラ釣りから帰ってきた父から聞いた。珍しくルアー釣りの人がいて、キャストしてすぐにデカい魚を掛けてたから気になって見に行ったらしい。その後もミミズを餌にウキ釣りで狙う人も見かけるようになったらしい。

それまでこのダムでは、今では信じられないがバス釣りの人は皆無。



宮城県で初めてバスが確認されたダムとして一躍脚光を浴びると、瞬く間にヘラ師よりもバサーの数が圧倒的に多くなっていった。

また宮城県で初めてランカーサイズが出たのもここだ。その後も、ロクマル(60cm)が出たという話を何度も聞いた。


自分はヘラよりバスの方に興味があったので自然とバスフィッシングを始め、90年代~2000年前半頃までの間、幾度なく樽水ダムに通った。


その頃には、多くのバサーのプレッシャーによって、既にバスはスレきっていて、なかなか釣るのが難しい状況だったが…


そんな中、ヘラ師さんの姿を見かける事は段々と少なくなっていった。


バス釣りを引退してから20年近く、樽水ダムで釣りをすることがなくなり、その間、ヘラやバスの釣況や釣果の情報を一切耳にしなくなった。また、いつの頃かヘラの放流もされなくなったようだ。

更には、鵜の被害が深刻になり、ヘラに限らずサカナ自体の数を減らしてるとも聞いた。

それでもバイクで走りに行った時やドライブの時はよくダム沿いの道を通ってたので、ダムをチラ見するとバス釣りの人はピーク時よりもかなり減ったがチラホラ見かけていた。だが、パラソル(ヘラ師)は全く見かけなくなった。

そしてダムサイトでの釣りが禁止になったり、多数あった釣り場に入れる箇所が頑丈なフェンスで封鎖されてたり、もはや釣りができる箇所は限られているような印象。(全面釣り禁になったわけではないが…)



そんなこんなで、今ヘラ釣りにハマってる自分としては「ヘラといえば樽水」というイメージが、ずっと頭にこびり付いている。

しかし、現在、樽水ダムでのヘラの釣果や釣行などの記録がSNSでさえも見かけない。

やはり樽水ダムでヘラ釣りしてる人はもう居ないのか… 


鵜の被害があったにせよ、全ての魚(ヘラ)を食い尽くすのは現実的ではない。放流ベラでもあっても当時から居着いている、地べら化した、30〜40年生きてるヘラが居るはずだと信じている。







長くなりましたが…

本編です。




前回と同様のポイントに到着


が!!


前回よりもさらに減水していた。





本来なら(満水時)

右側に見える立木、対岸の草木と陸の境目に

水が来てます。↓↓↓




減水してる分 魚の回遊エリアも狭まるので

もしかしたら ヘラに出会えるかも!?

という期待に胸を膨らませ釣り台を設置した。


ところどころで頻繁にもじりがあるが、

正体は不明…


水深は1本半あるかないかってとこ


餌は何が有効なのかはわからないので、

マッシュ系の「巨べら」と集魚力のある「へらスイミー」をブレンドした餌を使う。

この場合は、両マッシュダンゴ?(笑)



今日は、調査という名の「釣査」なので

変に気負わずに釣りを楽しみたい。




一投目からウキに生命感


ギルかな?



二投目


フワフワ…


チクっ!





35cm程の鯉でした


すっかりギルが掛かるイメージだったので

乗った時は、ついに来たか!?と

ドキドキしたが、竿でいなしてるうちに

あれ?

縦横無尽に走るこの重苦しい引きは…


まぁ 鯉も想定内でしたけどね。

デカ鯉にハリス飛ばされないだけマシです。




その後も 


同じ位のサイズの鯉が掛かりまくり!







掛けても掛けても鯉ばっかり!



どれもこれも、元気な鯉達で

腕が疲れてきましたわ(笑)





ヒレが真紅に染った鯉



こんなに赤いのは初めて見た!





もう鯉ばっかりなので

10本釣ったから、納竿としました(笑)




ひとつ分かったのは…

アワセて鈎に魚が乗った時 

一瞬タメを作りますね 鯉って。


なんていうか…

ズシッと竿に重みが伝わり 

一瞬動かない

スローに動き始めて スイッチが入ると

一気に突っ走る感じ




今回は鯉祭りでした。。。



残念ながらヘラはおろか

ギルもマブナさえも会えずじまいでした



う〜ん…

水が入ったらまた違うのかな〜とも

思ったり…



違うポイントに入れる所があれば

第3回釣査も考えてみよう





居るか居ないかわからないところで

釣りをするのが、

自分にとって「最高の釣りロマン」なのだ。





お時間です







2023年(1/14~)
釣行数 9回
釣果 3枚