2024.8.20一日一季語 草雲雀(くさひばり) 【秋―動物―初秋】
風に鳴き風に鳴きやみ草雲雀 樺澤やすの
最寄駅の階段下で、毎朝、草雲雀の鳴き声を聞けます。
動画、録音とかしよううと思うのですが、気配に敏感なのか、近づくとなかなか鳴かなくて。この句の措辞からこのような雰囲気を感じました。
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【傍題季語】
朝鈴(あさすず) 金雲雀(きんひばり)
【季語の説明】
直翅ちょくし目クサヒバリ科の小形のコオロギ。体色は淡黄褐色で黒褐色の点や帯紋がある。雄は昼間からフィリリリと高い声で鳴く。本州以南から台湾まで分布。関西では「朝涼」と呼ぶ。古来鳴く虫の一つとして愛玩される。本州以南に分布。
【例句】
山荘に残る灯いくつ草雲雀 水原春郎
朝鈴や母屋へ赤子抱きゆく 井上弘美
草雲雀思ひ出したること一つ 阿部ひろし
スープ待つ静かな心草雲雀 本多俊子
武蔵野に残る疏水や草雲雀 菅野日出子
【今日は何の日】
定家忌
鎌倉時代の歌人・藤原定家の1241(仁治2)年の忌日。
「小倉百人一首」の撰者と言われている。
交通信号設置記念日
1931年のこの日、銀座の尾張町交叉点(現在の銀座4丁目交叉点)・京橋交叉点などに、日本初の3色灯の自動信号機が設置された。
NHK創立記念日
1926年のこの日、社団法人日本放送協会(NHK)が設立された。
蚊の日
1897年のこの日、イギリスの細菌学者ロナルド・ロスが、羽斑蚊類の蚊の胃の中からマラリアの原虫を発見した。
以下の図書、ホームページを参考、引用しています。
(合本俳句歳時記 第四版 角川学芸出版)
富山いづみ <admin@nnh.to>
(カラー図説 日本大歳時記 講談社)
(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)
( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )
(ウイキペディア)
(575筆まか勢)
(俳句のサロン)
(一般社団法人日本記念日協会)