2024.8.3一日一季語 水遊(みずあそび《みづあそび》) 【夏―生活―三夏】

 

水遊びする子に先生から手紙    田中裕明

 

田中 裕明(たなか ひろあき、1959年10月11日 - 2004年12月30日)は、大阪府出身の俳人。波多野爽波に師事、「青」に拠ったのち、「ゆう」を創刊・主宰。1983年に角川俳句賞を当時史上最年少の22歳で受賞。

2020年の岩田奎の受賞まで28年にわたっての最年少受賞記録である、

俳句の伝統をふまえた瑞々しい句風で、俳壇のニューウェーブとして活躍したが、白血病により早世した。

30代の10年間にわたる約800句を収めた大部の第4句集『先生から手紙』に収録の句

「水遊びする子に手紙来ることなく 爽波」

師の句の本歌取りともいえる一句。

*2024.8.2  多摩川にて

 

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【傍題季語】

水鉄砲(みずでっぽう《みづでつぱう》) 水掛合(みづかけあひ) 水合戦(みづがつせん) 水戦(みづいくさ) 水試合(みづしあひ)

 

 

【季語の説明】

海や河川、湖池などで遊ぶこと。湖川などの水の上、または、水にはいって遊ぶこと。また、子どもなどが水を使って遊ぶこと。水いたずら。

公園内にあるじゃぶじゃぶ池や噴水広場、小川など、水遊の施設も近年は多い。

水遊び場は夏限定という施設もある。

 

 

【例句】

ちちははを水鉄砲の的に呼ぶ     井沢正江

すぐ飽きる子と砂遊び水遊び     辻享子

転びてはまた転びては水遊      高木千鶴子

水遊び日向に足の跡散らし      宮津昭彦

熱の子のあきらめきれぬ水あそび   坂本依誌子

 

 

【由来】

[初出の実例]

うき鳥のさながらぬるる水あそび、何ぞはさてもかしらからげそ

〈藤原信実〉

(出典:新撰六帖題和歌(1244頃)三)

 

 

今日は何の日

はもの日

八(は)三(み)で鱧の関西での呼び方「はみ」の語呂合せ。

 

八丁味噌の日

ビーチサンダルの日

パールミルクティーの日

くるみパンの日

サガミの八味唐がらしの日

ハイサワーの日

みたらしだんごの日

ビースリーの日

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

富山いづみ <admin@nnh.to>

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

(575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)