2024.7.3一日一季語 サンダル  【夏―生活―三夏】

 

お揃ひの白きサンダル双生児    斎藤夏子

 

サンダルは古くからある履物の種類で、動物の皮革、天然 ゴム 、 ポリウレタン 、 プラスチック 、人工ゴムなどの材質からなり、様々な形状のものがある。ツタンカーメンの墓からは木に革を貼り付け、金箔で飾り付けたサンダルが出土している。かつては身分を象徴するものであったようだ。

この句のお揃いのサンダルは、可愛さが溢れている。

*2024.6.26  都内のショーウインドーにて

 

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【季語の説明】

足を露出した開放的な履物のこと。紀元前約2000年前から古代エジプトで国王や僧侶などが権威のために履いたとの事。現在では底の部分にゴム、木、コルク、ウレタン、革などの底の部分にストラップをとりつけた、夏の足元になくてはならない、おしゃれ用の履物。

履くことで足元を涼しく快適に保つ。また、足を美しく見せる効果もある。

 

【例句】

懺悔して白きサンダル穿きて去る  津田清子

サンダルの人の入りゆく文部省   岸本尚毅

サンダルを脱ぐや金星見届けて   櫂未知子

サンダルを履いて少女となりにけり 田中冬生

 

【由来】

最古の例は、オレゴン州のフォートロック洞窟で発見された、1万年以上前にヤマヨモギの樹皮の繊維を編んで作られたもの。古代ローマのカリガ(硬いレザーのサンダルブーツ)から、日本の下駄、インドのパドゥカ(木製の靴底と金属製のパーツからなる)に至るまで、世界中のさまざまなな履き物に、その起源をたどることができる。

ピラミッドから紀元前2500年頃の鼻緒の付いたサンダルが発掘されています。

王の権威を表すために、このころの王のサンダルは爪先の部分が反り返っている特別な形状のものでした。

 

 

今日は何の日

ソフトクリームの日

1951年のこの日、明治神宮外苑で行われた米軍主催のアメリカ独立記念日を祝うカーニバルでソフトクリームが販売され、初めて一般の日本人がソフトクリームを食べた。

 

通天閣の日

1912年のこの日、大阪市浪速区に通天閣が完成した。

1903年の第5回内国勧業博覧会会場跡地の西半に娯楽地「新世界」を開発した際、その中心にパリのエッフェル塔を模して作られた。

第二次大戦中に金属回収のため撤去されたが、1956年に再建された。

 

七味の日

唐辛子などの粉末食品を製造販売している大阪市の向井珍味堂が2010年に制定。

七(しち)三(み)で「しちみ」の語呂合せ。

 

波の日

七(な)三(み)で「なみ」の語呂合せ。

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

富山いづみ <admin@nnh.to>

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

(575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)