2024.7.1一日一季語 祇園祭(ぎおんまつり《ぎをんまつり》) 【夏―行事―晩夏】
人に酔ひ祇園囃子に酔ふ今宵 池田光子
メインの山鉾巡行などの期間は、毎年多くの人で京都市内中心部は大変混雑します。
ちなみに昨年2023年の祇園祭は、17日前祭(さきまつり)の山鉾(やまほこ)巡行には沿道に15万人、宵山(14~16日)と合わせると人出はなんと82万人。
この句の、人に酔うのもよくわかります。
*ちまきは、祇園祭の期間、八坂神社や、山鉾巡行に参加する山鉾で授与され、京都では厄よけとして玄関などに置かれるのが風習となっています。
2024.6.30 NHKニュースより引用
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【傍題季語】
祇園会(ぎおんえ《ぎをんゑ》) 祇園御霊会(ぎおんごりょうえ《ぎをんごりやうゑ》) 山鉾(やまほこ) 二階囃子(にかいばやし) 祇園囃子(ぎおんばやし《ぎをんばやし》) 祇園太鼓(ぎおんだいこ《ぎをんだいこ》) 鉾祭(ほこまつり) 鉾町(ほこまち) 屛風祭(びょうぶまつり《びやうぶまつり》) 無言詣(むごんもうで《むごんまうで》) 鉾立(ほこたて) 弦召(つるめそ)
【季語の説明】
7月の京都は祇園祭一色。祇園祭は千年以上の歴史を持つ、京都東山(ひがしやま)の八坂(やさか)神社の祭礼。江戸時代には日本三大祭の一とされた。七月一日の吉符入(きつぷいり)に始まり、二十九日の奉告祭、三十一日の疫(えき)神社の夏越祭に終わる。17日(前祭)と24日(後祭)の山鉾巡行は祇園祭の最大の見どころの一つ。
【例句】
はるかより威を見せ薙刀鉾来たり 能村登四郎
この辻を回せば祇園祭すむ 後藤比奈夫
祇園会の熱気と湿気京都駅 稲岡長
祇園会の今生に鉦速くなる 東麗子
獣鳴きさせ祇園山車ひき廻す 永淵惠子
【祇園祭 歴史・簡単概要】
祇園祭(ぎおんまつり)は平安時代前期の869年(貞観11年)に全国に疫病が流行し、牛頭天王(ごずてんのう)・素戔嗚尊(すさのおのみこと)の祟りであるとし、卜部日良麿(うらべのひらまろ)が神泉苑(しんせんえん)に国の数と同じ66本の鉾を立て、悪霊を移して穢れを祓い、薬師如来(やくしにょらい)の化身とされる牛頭天王を祀り、更に牛頭天王を主祭神とする八坂神社から3基の神輿を送り、病魔退散(びょうまたいさん)を祈願した祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)が起源と言われています。970年(天禄元年)から毎年に行われるようになりました。
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【山鉾】
山鉾に提灯(ちようちん)をともし、祇園囃子が奏でられる十五・十六日の宵山、長刀鉾(なぎなたぼこ)を先頭に祇園囃子も賑やかに練り歩く十七日の山鉾巡行が最も賑う。祭に先立ち祇園囃子の稽古や神輿(みこし)洗い、鉾立てなどが行われ京の街は祭一色に包まれる。二階囃子は祇園囃子の練習のこと。厄除けとして売られる鉾粽は各家庭で玄関などに飾る。
【今日は何の日】
山開き
昔登山は信仰行事であり、平日の登山は禁止されていたが、夏の一定期間だけはその禁が解かれ、これを「山開き」と言っていた。
現在では、ほとんどの山がこの日に山開きを行い、夏山登山の安全を祈願する。
海開き
山開きのようにとくに日附は決まっていないが、夏の海水浴シーズンを前に海での安全を祈願する海開きが行われている。
新醸造年度,新酒造年度
醸造・酒造業界では7月1日から翌年6月30日までを1つの年度とする。
1964年までは10月1日から翌年9月30日までだった。これは、清酒の醸造が10月から始まるためであった。しかし、原料米の割り当てを計画する都合から、1965年の昭和40酒造年度より7月1日に改められた。
釜蓋朔日
この日から、地獄の釜の蓋が開いて鬼も亡者も休むとされ、死者の霊魂がお盆に子孫のもとに帰るために地獄の石戸を突き破って出てくるという日。
国民安全の日
更生保護の日
こころの日
童謡の日
銀行の日
クレジットの日
弁理士の日
建築士の日
郵便番号記念日
東京都政記念日
東海道本線全通記念日
山形新幹線開業記念日
名神高速道路全通記念日
函館港開港記念日
ウォークマンの日
鉄スクラップの日
健康独立宣言の日
壱岐焼酎の日
琵琶湖の日
テレビ時代劇の日
以下の図書、ホームページを参考、引用しています。
(合本俳句歳時記 第四版 角川学芸出版)
富山いづみ <admin@nnh.to>
(カラー図説 日本大歳時記 講談社)
(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)
( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )
(ウイキペディア)
(575筆まか勢)
(俳句のサロン)
(一般社団法人日本記念日協会)