2024.6.26一日一季語 翡翠(かわせみ《かはせみ》) 【夏―動物―三夏】

 

姫路城より翡翠の急降下    山田六花

 

400年以上の時を越え、日本の宝から世界の宝へ

国宝姫路城は平成5年12月、奈良の法隆寺とともに、日本で初の世界文化遺産となりました。

シラサギが羽を広げたような優美な姿から「白鷺城」の愛称で親しまれる姫路城。姫路公園内には動物園、好古園、美術館、県立歴史博物館、日本城郭研究センターなどの教養施設があり、城の玄関口に大手門公園、家老屋敷跡公園、城の北にシロトピア記念公園、東には東御屋敷跡公園、城見台公園など自然も多い。翡翠の色、姫路城の白の対比も綺麗に映像が見える。

*2024.6.1  姫路城にて

 

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【傍題季語】

川蟬(かわせみ《かはせみ》) せうびん 翡翠(ひすい)

 

【季語の説明】

翡翠(カワセミ)はブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属に分類される鳥

オスの嘴は全て黒色ですが、メスはクチバシの下の部分が赤色という特徴がある。羽は「構造色」と言って、光によっておきる干渉で時間によってエメラルドグリーンのような輝くブルーや濃いブルーに変化して見える。この美しい外見から「渓流の宝石」「青い宝石」「飛ぶ宝石」「川の宝石」とも呼ばれている。宝石のヒスイはこの鳥の羽の色に由来して名付けられた。漢字の「翡翠」は、カワセミ、ヒスイどちらとも読める。

主な餌はウグイやフナ、ハゼなどの稚魚や、エビ、ザリガニなどの甲殻類など。

 

【例句】

子の声と翡翠のゆくへ澱みなし   飯田龍太

かはせみの一句たちまち古びけり  黒田杏子

翡翠の殺陣師のごとき鋭き眼    佐々木東道

翡翠の一直線の日のしぶき     豊田都峰

かはせみの過ぎし水面に銀の傷   長田等

 

 

今日は何の日

国連憲章調印記念日

日本国際連合協会が制定。

 

露天風呂の日

岡山県湯原町(現 真庭市)の湯原温泉が1987年に制定。

六(ろ)・(てん)二(ふ)六(ろ)で「ろてんぶろ」の語呂合せ。

 

雷記念日

930(延長8)年のこの日、平安京の清涼殿に落雷があり、大納言の藤原清貫が亡くなった。

この落雷は太宰府に左遷されそこで亡くなった菅原道真のたたりだとされ、道真は名誉を回復した。またこれにより、菅原道真は雷の神「天神」と同一視されるようになった。

 

オリエンテーリングの日

1966年のこの日、東京・高尾山で日本初のオリエンテーリングが行われた。

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

富山いづみ <admin@nnh.to>

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

(575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)