2024.6.17一日一季語 白鷺(しらさぎ) 【夏―動物―三夏】

 

きぬぎぬの白鷺さほど白くはなし  河西志帆

 

きぬぎぬ 衣衣 後朝

衣を重ねて掛けて共寝をした男女が、翌朝別れるときそれぞれ身につける、その衣。或いは、男女が共寝をして過ごした翌朝。また、その朝の別れ。

『源氏物語』

「見てもまた逢ふ夜まれなる夢のうちにやがてまぎるる我が身ともがな」

つがいの白鷺を擬人化して、きぬぎぬとしたのか。

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【傍題季語】

大鷺(だいさぎ)・中鷺(ちゆうさぎ)・小鷺(こさぎ)

 

【季語の説明】

鳥綱コウノトリ目サギ科に属する鳥のうち全身白色のものの総称。日本には18種のサギ類が分布し、そのうち全身白色のものはコサギ属Egrettaに属するダイサギE. alba、チュウサギE. intermedia、コサギE. garzetta、カラシラサギE. europhotesの4種。大鷺(だいさぎ)・中鷺の二種は渡り鳥、小鷺は留鳥。沼沢や水辺を渡り歩いて餌をあさる渉禽(しようきん)で、形は鶴に似ているが、小さい。シラサギ類の背の飾り羽は非常に優美で、かつては婦人の帽子の飾りなどとして、高価に売買されていた。日本画に描かれているシラサギは,後頭に冠羽のあることからわかるように,ほとんどがコサギ。

 

 

【例句】

白鷺の身を細うして漁れる   鷹羽狩行

白鷺のみるみる影を離れけり  小川軽舟

白鷺の首が一本青田中     丸山佳子

白鷺のカメラ目線や河原石   赤座典子

白鷺は影を落としてなほ白し  三木享

 

 

 

今日は何の日

おまわりさんの日

1874(明治7)年6月17日に巡査制度が施行された。

日本で初めて誕生したことにちなんで記念日となった。

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

富山いづみ <admin@nnh.to>

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

(575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)