2024.6.7一日一季語 船遊(ふなあそび) 【夏―生活―三夏】

 

岩の壁岩の門ありて船遊び    鷹羽狩行

 

保津川川下り船転覆死亡事故(ほづがわかわくだりせんてんぷくしぼうじこ)は、2023年3月28日、 京都府亀岡市の保津川において川下り船が転覆し、船頭2名が死亡した水難事故。2023年7月17日、国土交通省の職員立ち合いによる検査が行われ、事故への安全対策が採られたとして運行を再開した。

*2024.6.1  姫路城にて

 

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【傍題季語】

船遊山(ふなゆさん) 遊船(ゆうせん《いうせん》) 遊び船(あそびぶね)

関連季語

納涼船

 

 

【季語の説明】

主に納涼のため、船に乗って水上で遊ぶこと。涼を楽しむ目的などで行う。江戸時代、隅田(すみだ)川では船を浮かべて涼をとり、川開きなどには大いに賑った。川・湖・湾などでも夏になると納涼船が運航され、涼を求める人々に人気である。

 

【例句】

遊船の中なる莨盆が見ゆ   京極杞陽

遊船の人に手を振り答へ見る 星野立子

水に漬く大き一枝や舟遊   辻桃子

叡山の鋭角となる船遊    山田弘子

遊船の笹の如くに遠くあり  上野泰

 

 

【納涼船】

 旧暦5月28日から8月28日までの川開きの期間中は、浅草川(隅田川)は両国橋を中心に花火見物や納涼の涼み船で賑わい、小船で酒や食べ物を売るうろうろ船や、おはやしや音曲の芸人の船なども多かった

 

水辺が涼しいのは、水温は気温より低いため、水の上を渡って吹いてくる風が涼やかだからです。ただ橋の上で涼むのもいいのですが、本格的に涼みたい人は、船に乗って川の上で過ごすこともしました。これが「涼み船(すずみぶね)」。涼み船が初めて出る日を川開きと言いました。

 

 『東都歳時記』には次のようにあります。「5月28日、両国橋の夕涼み、今日より始まり、8月28日に終る。竝に茶店、看せ物、夜店の始にして、今夜より花火をともす。逐夜貴賎群集す」。川遊びの期間中は、両国広小路に夜見世(よみせ)が許され、随時花火が上がりました。この花火、涼み船の客が座興に買っては上げていたというから驚きです。涼み船の客に花火を売る「花火船」のほかに、「うろうろ船」と呼ばれる、餅や酒、冷やし瓜などを売る小舟も数多く出て、川面はとてもにぎわっていたそうです。

 

 

今日は何の日

母親大会記念日

1955年のこの日、東京・豊島公会堂で第1回母親大会が開催された。

 

緑内障を考える日

緑内障の患者やその家族で作る「緑内障フレンド・ネットワーク」が制定。

六(ろく)七(な)で「りょくない」の語呂合せ。

 

むち打ち治療の日

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

富山いづみ <admin@nnh.to>

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

(575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)