2024.5.23一日一季語 新緑(しんりょく《しんりよく》) 【夏―植物―初夏】

 

新緑の夜空混み合ふ電波かな   仲 寒蟬

 

電波とは、電磁波のうち、比較的周波数の低いもの。日本の電波法などでは300万メガヘルツ以下のものと定義されている。

“違法電波”は航空機の運航にも干渉したり、石油ストーブを誤作動させて家事を起こしたりしているそうだ。GPS,携帯電話など、電波は日常に溢れているのである。

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【傍題季語】

緑さす(みどりさす) 緑夜(りょくや《りよくや》)

関連季語

 → 新樹

 

 

【季語の説明】

新緑(しんりょく)とは、初夏の頃の若葉のみずみずしい緑。その立ち木をも指す。冬枯れしていた木が芽吹いていよいよ鮮やかな緑色の葉を茂らせる、その現象を色に着目して表した漢語。

 

 

【例句】

摩天楼より新緑がパセリほど   鷹羽狩行

新緑を抜けきし総身しめりけり  原山幸子

新緑や列車の中の国言葉     武田美雪

硯北といふみどりさすひとところ 大石悦子

子の皿に塩ふる音もみどりの夜  飯田龍太

 

 

今日は何の日

丈山忌

漢詩人・書家の石川丈山の1672(寛文12)年の忌日。

 

キスの日

1946年のこの日、日本で初めてキスシーンが登場する映画である、佐々木康監督の『はたちの青春』が封切りされた。

 

ラブレターの日

松竹が映画『ラブ・レター』のPRのために制定。

五(こ)二(ふ)三(み)で「こいぶみ」(恋文)の語呂合せと、浅田次郎原作の映画『ラブ・レター』の公開初日であったことから。

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

富山いづみ <admin@nnh.to>

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

(575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)