2024.4.6一日一季語 花(はな) 【春―植物―晩春】

 

明日まではとゞまる花と思ひけり   黒川悦子

 

東京の桜の満開が報道されたのは4月4日。関東から西では桜が見頃。ただ、しかし、前線の影響を受けやすい日が続く予想。この先一週間でいつお花見に最適な晴れになるのか。当初は6日の土曜日とのことでしたが、この予報も、曇り、雨も降る予報となった。某局の天気予報士は、満開の桜が雨に当たっても、直ぐには散らない。来週末の晴れた日がお花見によいとの事でした。この句のように、今しばらく、花の盛りを楽しみたい。

*2024.4.4   日本銀行本店前

 

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【傍題季語】

花盛り(はなざかり) 花明り(はなあかり) 花影(はなかげ) 花時(はなどき) 花過ぎ(はなすぎ) 花朧(はなおぼろ) 花の雨(はなのあめ) 花の山(はなのやま) 花の昼(はなのひる) 花の雲(はなのくも) 花便り(はなだより) 花の宿(はなのやど) 花月夜(はなづきよ) 花盗人(はなぬすびと)

 

*2024.4.5

 

【季語の説明】

「花」といえば平安時代以降、桜の花をさす

桜は日本古来の花で、梅は奈良時代に中国から遣唐使によって伝わったもの。 遣唐使が廃止されると共に「花」は桜のことを指すようになった。

 

 

【例句】

花の雲鐘は上野か浅草か     芭蕉

花を待つ色動きつつ身延山    今井千鶴子

鉄棒に折りたる花の夜のからだ  鳥居真里子

法螺貝の音がけなるい花の山   岡井省三

花の夜の精神安定剤一粒     鈴木節子

 

 

【由来】

万葉集ので詠まれた歌の「花」は梅

古今和歌集以降のものに出てくる「花」は桜

万葉集において梅を題材にした歌は110首、桜を題材にした歌は43首と梅が桜の倍以上

桜は日本古来の花で、梅は奈良時代に中国から遣唐使によって伝わったもの。 遣唐使が廃止されると共に「花」は桜のことを指すようになった。

 

 

今日は何の日

しろの日

兵庫県姫路市が1991年に、日本三大名城の一つ姫路城を中心とした市の復興の為に制定。

四(し)六(ろ)で「しろ」の語呂合せ。

 

新聞をヨム日

日本新聞協会販売委員会が2003年に制定。

四(よ)六(む)で「読む」の語呂合せ。

 

北極の日

1909年のこの日、アメリカ海軍の軍人ロバート・ピアリーが、世界で初めて北極点に到達した。

 

コンビーフの日

1875年のこの日、コンビーフの台形の缶が特許登録された。

中に肉が詰めやすいように工夫されて、独特の台形の形になった。

 

白の日

四(し)六(ろ)で「しろ」の語呂合せ。

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

富山いづみ <admin@nnh.to>

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

(575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)