2024.3.25一日一季語 菜種梅雨(なたねづゆ) 【春―天文―仲春】
三日とは続かぬ日和菜種梅雨 綿谷美那
この先一週間は、低気圧や前線が通過する日が多くなります。週末から週明けにかけては雨の日が続くため「菜種梅雨(なたねづゆ)」となる見込みです。
低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、太平洋側を中心に強雨や雷雨、強風となる可能性があります。
ウエザーニュース引用 (24日の天気)
この時期特有の菜種梅雨。甲子園の試合も二日続きで順延だった。
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【季語の説明】
菜種が咲く時期の梅雨。3月下旬から4月上旬の梅雨。
移動性高気圧が北に偏る「北高型」の気圧配置になり、東へと進む低気圧との間に発生する前線が原因のどんよりとした天気。
【例句】
鯉瘦せてしづかに浮ぶ菜種梅雨 福田甲子雄
飛石の一日黒し菜種梅雨 後藤志づ
占ひのあたる一日や菜種梅雨 片野光子
人待つて動く階段菜種梅雨 斎藤棹歌
旋盤の油の匂ふ菜種梅雨 林徹也
【梅雨の種類】
梅雨は、季節により、概ね四種類ある。
春:菜種梅雨
夏:梅雨
秋:すすき梅雨
冬:山茶花梅雨
【今日は何の日】
蓮如忌
浄土真宗中興の祖・蓮如上人の1499(明応8)年の忌日。
電気記念日
日本電気協会が1927(昭和2)年9月に制定。
1878(明治11)年のこの日、東京・銀座木挽町に開設された中央電信局の開局祝賀会が虎ノ門の工部大学校(現在の東京大学工学部)で開かれ、式場に50個のアーク灯が点灯された。日本で初めて灯った電灯だった。
以下の図書、ホームページを参考、引用しています。
(合本俳句歳時記 第四版 角川学芸出版)
富山いづみ <admin@nnh.to>
(カラー図説 日本大歳時記 講談社)
(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)
( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )
(ウイキペディア)
(575筆まか勢)
(俳句のサロン)
(一般社団法人日本記念日協会)