2024.3.18一日一季語 催花雨(さいかう) 【春―植物―晩春】

 

某局の天気予報で「催花雨」がでてきた。

23日以降は西日本を中心に雨が続き、降り方の強まる日も。26日~27日は関東や東北などでも曇りや雨となる。

雨の原因は、低気圧や前線が西日本付近を通過する日が多くなる。3月後半~4月頃の長雨は、花の開花を促す雨ということから「催花雨(さいかう)」と呼ばれる。早く咲けと花を急き立てるように降る雨のこと。

今週末の天候が、桜の開花前、催花雨のふさわしいようだ。

歳時記をいろいろ見たが、記載は無かった。

 

 

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【類語】

育花雨(いくかう)

養花雨(ようかう)

万物生(ばんぶつしょう)

 

 

【説明】

春、花に早く咲けとせきたてるように降る雨を、催花雨(さいかう)という。この季節の長雨は植物たちにとっては恵みの雨となり、花を咲かすのを促すことから。「さいかう」は「菜花雨」という漢字をあてることもあり、転じて菜種梅雨になったともいわれている。

 

 

【由来】

植物の開花を促すような雨。これが「菜花雨(さいかう)」に転じ、やがて四月頃の菜種梅雨(なたねづゆ)になったといわれる。〔華幼武‐次韵曲林春雪〕

 

 

今日は何の日

人丸忌,人麿忌

歌人・柿本人麻呂の忌日。

月遅れの4月18日に明石の柿本神社で例祭が行われる。

 

小町忌

平安時代の歌人・小野小町の忌日。生没年は不詳。

『古今集』等の作者で、絶世の美女との伝説がある。

 

精霊の日

柿本人麻呂、和泉式部、小野小町の3人の忌日がこの日であると伝えられていることから。

 

点字ブロックの日

岡山県視覚障害者協会が2010年に制定。

1967年のこの日、岡山県岡山市の岡山盲学校の近くの国道2号・原尾島交差点に世界初の点字ブロックが敷設された。

 

明治村開村記念日

1965(昭和40)年のこの日、愛知県犬山市に博物館明治村が開村した。

博物館明治村は明治の建築物を保存展示する野外博物館である。

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

富山いづみ <admin@nnh.to>

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

(575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)