2024.3.14一日一季語 春暁(しゅんぎょう《しゆんげう》) 【春―時候―三春】
春暁の空に残れる月と星 科野美鈴
「春は曙。やうやうしろくなりゆく山際、少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる」は『枕草子』冒頭の章句。
日の出の時刻前に最寄駅から電車に乗る時間がある。その時の景は、正にこの句のよう。
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【傍題季語】
春の暁(はるのあかつき) 春の曙(はるのあけぼの) 春の朝(はるのあさ)
【季語の説明】
古来、暁は夜明け前の薄暗さを、曙は明け方の様子を表す。
現代では、暁から曙にかけてを明け方を表わす語として「春暁」が使われる。
明け方から日の出までの時間の移ろい。「春の朝」は春暁の一刻が過ぎ、すっかり夜が明けきってからをいう。
【例句】
春あけぼの川舟に隕石が堕ちる 金子兜太
春暁の梢が君であるような 坪内稔典
春暁や夢のつづきに子をあやし 上田日差子
ねむる子に北の春暁すみれ色 成田千空
文鳥の脚より明けて春の朝 林昭太郎
春暁や人こそ知らね木々の雨 日野草城
ながきながき春暁の貨車なつかしき 加藤楸邨
春暁や田水にすつと日が走り 松村蒼石
春暁やあさき夢見し夢の中 草間時彦
春暁のもつとも遠き音を恋ふ 能村登四郎
春曙何すべくして目覚めけむ 野澤節子
春は曙そろそろ帰つてくれないか 櫂未知子
【今日は何の日】
ホワイトデー
2月14日のバレンタインデーにチョコレートを贈られた男性が、返礼のプレゼントをする日。バレンタインデーのチョコレートに対しキャンデーやマシュマロをお返しするのが一般的になっている。
キャンディーの日
全国飴菓子工業協同組合ホワイトデー委員会が1978(昭和53)年に、バレンタインデーの返礼にキャンデーを贈る日として制定。
マシュマロデー
福岡県の菓子店「石村萬盛堂」が1977(昭和52)年に、バレンタインデーの返礼にマシュマロを贈る日として制定。
数学の日
日本数学検定協会(数検)が制定。
円周率の日
不二家パイの日
ピカジョの日
ホームインスペクションの日
切腹最中の日
美白デー
さーたーあんだぎーの日
数学の日
以下の図書、ホームページを参考、引用しています。
(合本俳句歳時記 第四版 角川学芸出版)
富山いづみ <admin@nnh.to>
(カラー図説 日本大歳時記 講談社)
(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)
( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )
(ウイキペディア)
(575筆まか勢)
(俳句のサロン)
(一般社団法人日本記念日協会)