2024.3.7一日一季語 彼岸桜(ひがんざくら) 【春―植物―仲春】

 

絵島思ふ小彼岸ざくら紅濃にて  大橋敦子

 

「天下第一の桜」として名高い高遠城址公園の子彼岸桜。江戸時代に起こった、世に言う「絵島事件」。絵島は、当時の人気役者生島新五郎との密会を強く疑われており、結果的に絵島は高遠の地に遠流、生島も遠島の処罰を受けた。っその絵島が、大奥から流されたのがここ高遠の地。高遠歴史博物館に隣接する「絵島囲み屋敷」がある。

 

昭和35年2月、長野県天然記念物の指定を受けた。現在、公園内には、樹齢約130年の古木20本、50年以上のもの500本、30年以上のもの300本、若木を入れて約1,500本の桜の木が植えられている。明治8年(1875年)に高遠城跡が公園となった時、高遠藩の旧藩士達が「桜の馬場」から移植した。

伊那市役所ホームページ等より引用

3/6付ウェザーニュース発表最新予想:3/30開花  4/5満開だという。

 

*@伊那市観光協会

 

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【傍題季語】

枝垂彼岸(しだれひがん) 江戸彼岸(えどひがん) 姥彼岸(うばひがん)

小彼岸(コヒガン) 小彼岸桜(コヒガンザクラ)

 

【季語の説明】

本州中部以西に分布するバラ科の小高木。カンザクラに次いで早期に咲くサクラであり、春の彼岸の頃(3月20日前後)に開花するためヒガンザクラと命名された。「江戸彼岸」は桜の原種の一つ。染井吉野の片親。

「暑さ寒さも彼岸まで」。少し寒さがやわらいでくる3月中旬頃から、染井吉野などの桜に先がけて咲く。

 

【例句】

尼寺や彼岸桜は散りやすき    夏目漱石

鰤あがらざるまま彼岸桜かな   茨木和生

海光の彼岸桜へ十重二十重    田中臥石

湖へ散る彼岸桜の湖へ垂れ    湯川雅

都庁舎の裾野に彼岸桜かな    足立枝里

 

 

【彼岸桜・寒緋桜】

寒い時季に濃い緋色の花を咲かせるカンヒザクラ(寒緋桜)や、母種であるエドヒガンもヒガンザクラと呼ばれることがある。混乱を避けるため本種をコヒガン、コヒガンザクラと呼ぶことも多い。

・ヒガンザクラの開花は、葉が出る前の3月下旬~4月上旬。花はソメイヨシノよりも小ぶりで直径は2~3センチほど。淡いピンクあるいは紅白の花が2~3輪単位で枝からぶら下がる。

・花弁は5枚で、ほぼ横向きに開くのが基本だが、ヒガンザクラは個体による変異があって多様になる。花の後には小さいながらもサクランボができやすく、初夏には黒紫色に熟す。

・葉は長さ5~10センチの卵形で両端が尖る。縁には二重になったギザギザがあり、若い枝葉や花柄には細かな毛が生じる。枝が柔らかで扱いやすいこと、花の小ささや枝の細さに繊細さがあることから、春一番を演出する生け花の基本種とされ、出荷用に促成栽培される。

・幹は直立して枝分かれが多く、樹皮は樹齢を重ねると縦に剥離する。枝は細めだが、斜め上に伸びてよく繁茂する。

庭木図鑑 植木ペディア引用

 

 

【高遠の子彼岸桜】

長野県の高遠城址公園の小彼岸桜(コヒガンザクラ)は、樹齢約130年の古木20本、50年以上

山梨県の日本最古とされてる山高神代桜(じんだいざくら)は、江戸彼岸(エドヒガン)。推定樹齢1,800年とも2,000年とも

 

今日は何の日

消防記念日

1948年(昭和23年)の今日、消防組織法が施行されたことに由来する。この法律が施行されるまでは、消防は警察の所管となっていたが、この日からは新設された消防庁の所管となった。消防のPR活動などの行事が行われている。

 

東京消防庁開庁記念日

警察制度改正記念日

サウナ健康の日

さかなの日

すたみな太郎の日

サウナの日

十歳の祝いの日(ととせのいわいのひ)

メンチカツの日

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

富山いづみ <admin@nnh.to>

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

(575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)