2024.2.22一日一季語 猫の恋(ねこのこい《ねこのこひ》) 【春―動物―初春】

 

すぐ折れる色鉛筆や猫の恋    金子敦

 

2月22日は、猫の日

英文学者の柳瀬尚紀氏らによる「猫の日制定委員会」が1987(昭和62)年に制定。ペットフード工業会が主催。

ニャン(2)ニャン(2)ニャン(2)」の語呂合せ。全国の愛猫家からの公募でこの日に決まった。

この句では、恋い慕う猫たちを色鉛筆の様々な色にたとえているような、取り合わせの句でしょう。

*喜多川歌麿『青樓仁和嘉・通ひけり恋路の猫又』

出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)

 

⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。

 

 

【傍題季語】

恋猫(こいねこ《こひねこ》) 猫交る(ねこさかる) うかれ猫(うかれねこ) 猫の夫(ねこのつま) 猫の妻(ねこのつま) 春の猫(はるのねこ) 孕猫(はらみねこ)戯れ猫(たはれねこ) 通ふ猫(かよふねこ)猫の契(ねこのちぎり)

 

 

【季語の説明】

冬から春にかけて猫が交尾期にあることから、「猫の恋」として定着した。

発情期の雄猫の雌猫を恋い甘えた声や狂ったように鳴く声、恋をする猫の気持ちを表す。特に早春の発情期を迎えた猫の行動をいう。

 

 

【例句】

屋根の上下に猫の恋人の恋     仲寒蟬

猫の恋まだはじまつたばかりかな  河西志帆

恋猫の髯の幅ほど開けておく    後閑達雄

恋の猫恋せぬ猫を呼びにくる    杉山久子

顛末を尾が語りたる猫の恋     家登みろく

 

 

【由来】

猫たちは正確には年に2~3回、春や夏などの暖かい時期に発情期を迎える。この「猫の恋」というのはそんな猫の発情期に由来する。

麦飯にやつるる恋か猫の妻     松尾芭蕉

連れて来て飯を喰はする女猫かな  小林一茶

 

 

今日は何の日

風生忌

俳人・富安風生の1979(昭和54)年の忌日。

 

太子会

622(推古天皇30)年のこの日、聖徳太子が斑鳩宮で薨去した。

聖徳太子ゆかりの広隆寺・法隆寺(3月22日)・四天王寺(4月22日)等では聖徳太子の遺徳を偲ぶ法会が行われる。

 

世界友情の日

行政書士記念日

食器洗い乾燥機の日

ヘッドホンの日

おでんの日

スニーカーの日

ふふふの日

ハイドロ銀チタン®の日

温泉マークの日

禁煙の日

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

富山いづみ <admin@nnh.to>

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

(575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)