2024.2.12一日一季語 氷解く(こおりとく《こほりとく》) 【春―地理―仲春】

 

水神の裾吹く風に氷解く    原裕

 

原 裕(はら ゆたか、1930年10月11日 - 1999年10月2日)は、茨城県出身の俳人。本名・昇。旧姓・堀込。原石鼎に師事、石鼎の死後、夫人原コウ子の養子となり、コウ子のあとを継いで「鹿火屋」を主宰した。

石鼎に師事したほか、石田波郷、加藤楸邨に私淑。句風は着実・重厚で、写生を生かしながらさらに想像力を働かせ、人間が生きる根底にある懐かしさを捉えることを信条とした。

ウイキペディア引用

この句の水神、写生を生かし、想像力を存分に働かせている。

 

*気象庁は9日(金)、最新のエルニーニョ監視速報を発表しました。監視海域の海面水温は引き続き基準値よりも2℃以上高く、高い水準が続いています。

ウエザーニュース引用

 

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【傍題季語】

氷解(こおりどけ《こほりどけ》) 氷消ゆ(こおりきゆ《こほりきゆ》) 解氷(かいひょう《かいひよう》) 浮氷(うきごおり《うきごほり》)

 

 

【季語の説明】

冬の間、河川、湖や沼、家の周囲のばけつなどに張っていた氷が溶け始めること。北海道では流氷が見られる。

 

 

【例句】

信濃いま蘇枋紅梅氷解くる湖  橋本多佳子

子を抱けば解氷期の湖光り出す 有馬朗人

流されて花びらほどの浮氷   片山由美子

上げ潮や月にひびきて氷解く  三宅一鳴

覚えなき擦り傷氷解けはじむ  桜井ゆか

 

 

今日は何の日

菜の花忌

小説家・司馬遼太郎の1996(平成8)年の忌日。

好きだった花に因んで「菜の花忌」と名附けられた。

これとは別に、3月12日の詩人・伊東静雄の忌日も「菜の花忌」と呼ばれている。

 

黄ニラ記念日

ブラジャーの日

ボンカレーの日

レトルトカレーの日

育児の日

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

富山いづみ <admin@nnh.to>

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

(575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)