2024.2.10一日一季語 春聯(しゆんれん) 【春―生活―初春】

 

春聯の扉は拒むかに疫病かな    中原道夫

 

角川「俳句」2020年6月号掲載句

この文化は春秋三国時代に使用されていた魔除けの桃符を起源としており、

後に明王朝の初代皇帝である朱元璋によって春聯と名付けられ一般的な文化として普及されるようになったとされている。

この句の発表は、コロナ禍。季語の持つ、本意、魔除けの祈りをこめている。

 

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【季語の説明】

春聯(中国語: 春联)または春連(しゅんれん)とは中華圏における春節の風習の一つ。赤い紙に各種縁起の良い対句を書いたものをいい、家の入口などに貼る。

春節には、倒福や年画など、さまざまなものを紙に書いて貼る。春聯もその一種であり、伝統的には大門の両側の柱に貼る。通常はさらに門の上部にもめでたい字を書いた紙を貼る(これを横批などと呼ぶ)。横批は伝統的には右から左に書くが、現代のものは左から右に書かれることも多い。

<2024年春節スケジュール>

 2月4日(土)・14日(土)振替出勤日

 2月9日(金)大晦日

 2月10日(土)~17日(土) 春節(旧正月)

 

【例句】

春聯のうつれば赤き春の泥    山口青邨

春聯の戸に鼻当てて驢馬鳴けり  下村非文

春聯の真下なる席を賜りぬ    能村登四郞

春聯の近づいてくる三日月よ   岸本尚毅

 

 

【春節】

春節とは、中国における旧暦のお正月(旧正月)です。中国には春節、清明節、労働節、端午節、中秋節、国慶節と呼ばれる国民休日がありますが、その中で最も伝統的かつ大型連休とされるのが春節です。春節は中国本土のほか、台湾、香港、マカオや華僑の多いシンガポール、マレーシアでも国の祝日として定められています。

 

日本の年末年始と同じく、大晦日には大掃除をし、春節の0時には除夜の鐘ならぬ爆竹や花火を盛大に鳴らし、当日には正月料理を家族で食べ、子供にお年玉を渡すといった習慣があります。また、春節期間中はメインカラーでありおめでたい色の「赤」で、家や町中を飾り付けます。2024年は辰年なので、辰をモチーフにした装飾品も人気のようです。

 

今日は何の日

 

フルートの日

フードの日

スカイプロポーズの日

封筒の日

ふきとりの日

糖化の日

アメリカンフライドポテトの日

二重(ふたえ)の日

二世帯住宅の日

コッペパンの日

太物の日

フットケアの日

白馬そばの日

豚丼の日

左利きグッズの日

簿記の日

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

富山いづみ <admin@nnh.to>

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

(575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)