2024.1.29一日一季語 冬芽(ふゆめ) 【冬―植物―三冬】

 

あをぞらてふ大カンバスに冬木の芽  井原美鳥

 

今年は梅の開花が早いという。先日大宮のとある公園の近くの桜の木をよく見ると、冬木の芽、しっかりと見えた。この日は快晴。まさに、この句のようであった。

*2024.1.25  大宮にて

 

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【傍題季語】

冬木の芽(ふゆきのめ)

 

 

【季語の説明】

落葉樹は枯木のように葉を落として、冬の間休眠する。しかしその枝先には、小さな芽を育んでいる。冬芽は、葉を落とした枝についているカプセル状のもの。中には小さく折りたたまれた葉や花の蕾が入っている。この蕾がふくらんでくると春は近い。

 

 

【例句】

冬木の芽ことば育ててゐるごとし  片山由美子

冬木の芽日差に解け初めにけり   稲畑廣太郎

やや傾ぐ日に耀きて冬木の芽    大川陽子

枝先に漲る力冬木の芽       赤松せつよ

稜線のかたち冬木の芽の形     高田令子

 

今日は何の日

草城忌,東鶴忌,銀忌

俳人・日野草城の1956(昭和31)年の忌日。

無季俳句、連作俳向を率先し、モダンな作風で新興俳句の一翼を担った。

 

タウン情報の日

タウン情報全国ネットワークが制定。

1973(昭和48)年のこの日、日本初の地域情報誌『ながの情報』が発行された。

 

昭和基地開設記念日

1957(昭和32)年のこの日、日本の南極観測隊が南極・オングル島への上陸に成功し、昭和基地を開設した。

この年から翌年にかけては「国際地球観測年」で、南極大陸には日本を始め12か国による観測網が敷かれた。

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

富山いづみ <admin@nnh.to>

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

(575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)