2024.1.15一日一季語 蠟梅(ろうばい《らふばい》) 【冬―植物―晩冬】
蝋梅の香の漂へり御用邸 木村迪子
沼津御用邸は、明治26年(1893年)に大正天皇(当時は皇太子)の御静養先として本邸が建てられました。
環境変化や施設老朽化を要因として、昭和44年(1969年)に沼津御用邸は廃止され、昭和45年(1970年)からは沼津市の管理となって、沼津御用邸記念公園として整備されました。
沼津御用邸の西附属邸のすぐ隣には、大正天皇が皇太子殿下だった頃の御成婚記念として整備された梅園がある。
この梅園のことであろうか。
*2024.1.24 浜離宮恩賜公園にて
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【傍題季語】
臘梅(ろうばい《らふばい》) 唐梅(からうめ)
【季語の説明】
ロウバイ科の落葉低木の花。中国原産なので唐梅ともいう。厳寒期に半透明の黄色い花を咲かせる蝋梅(ロウバイ)。光沢のある花びらを持ち、まるで蝋で作られた梅の花のように見えることから「蝋梅」と名付けられた。臘月(旧暦十二月)に咲くことから臘梅とも。
蝋梅の開花期は厳寒期。花が少ないこの時期に一足先に早春を知らせることから「先導」「先見」といった花言葉がつけられている。
【例句】
蝋梅の寒の風雨に香を放つ 阿部ひろし
蝋梅の香の中につと入れり 大山妙子
蝋梅の朝日に溶けてゆくごとし 島崎勇作
風ほのとあり蝋梅の香を聞けり 飯田角子
蝋梅の金継仕様仕上りぬ 金田けいし
【由来】
玉梅(梅)、水仙、山茶花(さざんか)、そして蝋梅。この4つの植物は「雪中四友(セッチュウシユウ)」と呼ばれており、どれも雪の中で咲く花として知られています。
【今日は何の日】
小正月
7日までの松の内を「大正月」と呼ぶのに対し、15日を「小正月」と言う。
松の内に忙しく働いた主婦をねぎらう意味で、「女正月」という地方もある。
上元
この日に小豆粥を食べるとその一年中の疫病が避けられると言われている。
7月15日を中元、10月15日を下元と言う。
警視庁創設記念日
1874(明治7)年のこの日、東京警視庁(現在の警視庁)が創設された。
いちごの日
全国いちご消費拡大協議会が制定。
半襟の日
京都半衿風呂式和装卸協同組合が制定。
襟を正す正月であり、この日がかつて「成人の日」であったことから、和装に縁のあるこの日を記念日とした。
手洗いの日
フードドライブの日
ウィキペディアの日
2001年のこの日、インターネットの百科事典サイト「ウィキペディア」が公開された。
アダルトの日
1947(昭和22)年のこの日、日本初のヌードショーが開演された。
東京・新宿の帝都座の5階劇場で、額縁に裸体の女性が現れる「額縁ショー」が上演され、人気を呼んだ。裸体画に見たてたもので、出演した女性はただじっとしているだけだった。
(旧)成人の日
祝日法の改正により、2000(平成12)年から1月の第2月曜日に変更された。
以下の図書、ホームページを参考、引用しています。
(合本俳句歳時記 第四版 角川学芸出版)
富山いづみ <admin@nnh.to>
(カラー図説 日本大歳時記 講談社)
(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)
( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )
(ウイキペディア)
(575筆まか勢)
(俳句のサロン)
(一般社団法人日本記念日協会)