2023.12.5一日一季語 畳替(たたみがえ《たたみがへ》) 【冬―生活―仲冬】

 

一枚を灯下に仕上げ畳替へ 鷹羽狩行

 

忠臣蔵で、江戸中の畳職人が活躍する「二百畳の畳替え」(五百畳という話もあります)。増上寺の畳事件は、3月12日。勅使の参詣に備えるため壁、障子、襖、天井洗いなど、夕刻までに、すべてやり終えた。畳については、『正月に替えたばかりだから、そこまでしなくてもよい』という指図を吉良上野介からうけた浅野内匠頭であったが、他家では畳替をしていたことを知り、翌朝までに畳替をする逸話。

*2023.11.26  表替え完了

 

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【傍題季語】

替畳(かへだたみ)

*2023.11.26  表替  施工前

 

【季語の説明】

正月を迎える「年用意」の一つ。よごれたり擦り減ったりした畳表を取り替え、清々しい心持で正月を迎える。藺草(いぐさ)の匂いが立ちこめ、快い。

いぐさの良い香りと触れた時の感触が、安らぎを与えてくれる「畳」。畳の張替えには「裏返し」「表替え」「新調」の3種類の方法がある。

 

 

【例句】

畳替すみたる箪笥据わりけり   久保田万太郎

女将わが憩ひの部屋の畳替ふ   鈴木真砂女

畳替して姿見の落着きし     星野椿

くつろげる影新しき畳替     成田郁子

済みしものこれからのもの畳替  児玉輝代

 

 

【畳替】

「約2~5年で裏返し」「約4~7年(もしくは裏返しを行ってから約5年)で表替え」「約10~15年で新調」

 

「裏返し」

畳表は両面使用できるため、ひっくり返すことでまるで新品のような状態の畳を使用することができます。4~8年くらい経った畳や、一度裏返しを行ってから5年程度経過した場合に適しています。

 

新調

畳を敷いてから10~15年くらい経った頃が、新調するタイミングです。

畳表、畳床、畳縁をすべて交換するため、見た目にも新しくイグサのにおいが広がります。畳がへこんできた場合はもちろん、ダニが気になる際や、お部屋の雰囲気を変えたい時などに新しくするのも良いでしょう。

 

 

今日は何の日

モーツァルト忌

オーストリアの作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの1791年の忌日。

 

バミューダトライアングルの日

1945(昭和20)年のこの日、大西洋上で米軍機が突然消息を絶った。このフロリダ・バミューダ・プエルトリコの三点を結ぶ三角形の海域ではそれ以前から多くの船や飛行機が行方不明になっていると言われており、魔の三角海域「バミューダトライアングル」として有名になった。ただし、実際にはこの海域のみ遭難事故が多いという事実はなく、この「伝説」が広く知られるにつれ、附近で起きた事故が関連づけられて説明されるようになり、遭難が多発する地帯という誤った認識が広まったものである。

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

富山いづみ <admin@nnh.to>

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

(575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)