2023.11.11一日一季語  鷹(たか)  【冬―動物―三冬】

 

鷹翔つや上昇気流つかまへて    赤羽正行

 

北アルプスの山裾、長野県の西部にある白樺峠。切り開かれた山の斜面に大勢の人が集まる。その目的は大空を飛ぶ、タカ。渡り鳥のタカがエサを求めて東南アジアへ向かう毎年秋、この峠を通過。絶好の観察スポットになる。

春から秋にかけて日本で繁殖したタカ類は、秋のある時期になると朝鮮半島や東南アジアなどの暖かい地域に向かって旅立つ。このようにタカたちが一斉に旅立つ現象をタカの渡りという。タカの渡りの際などに、大量のタカたちが1カ所に集まり上昇気流に乗って柱状になりながら旋回・上昇する現象を鷹柱といい秋の季語。この句は、この鷹柱の景かもしれない。

*2023.11.11  NHK TV番組より

 

 

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【傍題季語】

大鷹(おおたか《おほたか》) 小鷹(こたか) 刺羽(さしば) 隼(はやぶさ)、「鵟(のすり)」「沢鵟(ちゅうひ)」「蒼鷹(もろがへり)」「八角鷹(はちくま)」「鶚(みさご)」「熊鷹(くまたか)」

関連季語

 → 鷹狩 (冬)

 → 鷹渡る(秋)

 

【季語の説明】

鷹(たか)とは、タカ目タカ科に属する鳥のうち比較的小さめのものを指す通称で、鳥類の一種である。 オオタカ、ハイタカ、クマタカなどの種がいる。タカ科に分類される種にて比較的大きいものをワシ(鷲,Eagle)、小さめのものをタカ(鷹, Hawk)と呼び分けているが、明確な区別ではなく慣習に従って呼び分けているに過ぎない。

 

【例句】

すさましや嵐に向ふ鷹の顏        正岡子規

ゆるやかに舞へるきびしき鷹の羽     後藤夜半

会葬の何人か鷹仰ぎをる         茨木和生

大鷹のぴたりと宙に止まれり       中村苑子

かくまでに人をへだてて蒼鷹(もろかえり) 宇多喜代子

 

今日は何の日

ミュージカル「キャッツ」の日

日本で最も多く上演されているミュージカルが劇団四季の「キャッツ」。日本演劇界の構造を改革し、市民に演劇文化を根付かせたととされる「キャッツ」の日本初演の日(1983年11月11日)を記念日として劇団四季が制定。

 

コピーライターの日

鏡の日

介護の日

めんの日<毎月11日>

ジュエリーデー

ポッキー&プリッツの日

磁気の日

サッカーの日

きりたんぽの日

おりがみの日

鮭の日

長野県きのこの日

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

富山いづみ <admin@nnh.to>

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

(575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)