2023.2.22一日一季語 蚕(かいこ《かひこ》) 【春―動物―晩春】
這ひ出でて眉美しき蚕蛾かな 浜川穂仙
蚕蛾(カイコガ)は怪獣映画『モスラ』のモデルだとか。これはよほど、見目美しい、蚕蛾だったのでしょう。父の実家は、養蚕農家であったというが、私が子供の時には、もうやっていなかった。
2016 年現在、養蚕農家は349戸、1959 年には1,871 あった製糸工場もわずか7 社と日本の養蚕業は縮小傾向。そんな中、遺伝子組換えカイコの農家での育成と、蛍光シルクの実用生産は明るいニュースとなっているという。
群馬県の養蚕農家で緑色蛍光シルクカイコの飼育と実用生産。蛍光シルクをはじめ、日本にしかない高機能シルクの生産量アップにより、衣料やアート、インテリア素材など、幅広い分野での活用が期待されている。
広報誌「NARO」2018秋冬号 掲載記事
⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。
【傍題季語】
蚕(こ) 春蚕(はるご) 捨蚕(すてご) 桑子(くわご《くはご》)
【季語の説明】
蚕(カイコ)は蛾(ガ)の一種。蚕は蛹(さなぎ)になる過程で繭を作りますが、この繭から糸ができることに注目した人が品種改良を重ねた結果、飛ぶことができなくなった。桑の葉を食べるので桑子といい、病にかかって捨てられたのを捨蚕という。蚕が作り出す繭(まゆ)から生糸を生産する養蚕業は近代日本の発展に大きく貢献した。
関連季語
→ 夏蚕(夏)
→ 秋蚕(秋)
→ 蚕飼
【例句】
鬚つけし商人きたり蚕仕度 前田普羅
上州の女蚕を敬ひぬ 川井梅峰
姨捨の晴曇はげし捨蚕 宮坂静生
上方の土産話しや蚕飼ふ 松藤夏山
一生を秩父で終る蚕飼ふ 樋口玉蹊子
【今日は何の日】
猫の日
2月22日を猫の鳴き声「ニャン・ニャン・ニャン」ともじって決められた日で、猫の日制定委員会が1987年(昭和62年)に制定した。
ふふふの日
ハイドロ銀チタン®の日
EXILE THE SECOND DAY
温泉マークの日
乃木坂46の日
忍者の日
猫背改善の日
ディズニー マリーの日
ラブラブサンドの日
デルちゃん誕生の日
ひざイキイキの日
駅すぱあとの日
禁煙の日
行政書士記念日
おでんの日
ヘッドホンの日
以下の図書、ホームページを参考、引用しています。
(合本俳句歳時記 第四版 角川学芸出版)
富山いづみ <admin@nnh.to>
(カラー図説 日本大歳時記 講談社)
(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)
( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )
(ウイキペディア)
(575筆まか勢)
(俳句のサロン)
(一般社団法人日本記念日協会)