2022.5.9一日一季語 氷菓(ひょうか《ひようくわ》) 【夏―生活―三夏】
突然のアイスクリーム日和かな 今橋眞理子
1964年5月9日、アイスクリームのシーズンインとなる連休明けの時期であるこの日に、東京アイスクリーム協会が記念事業を行い、諸施設へアイスクリームをプレゼントした。以降、この日を「アイスクリームの日」として、各種のイべントを実施している。ということらしい。ゴールデンウイーク前から、今年はこの句のような。氷菓が欲しい気温を記録した日があった。
北海道は冬になると部屋の中を暑くなるほど暖めて、その部屋で冷たいものを食べる人が多く、冬におけるアイスクリームの消費量が日本一だとか。
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【傍題季語】
氷菓子(こおりがし《こほりぐわし》) アイスキャンデー アイスクリーム ソフトクリーム シャーベット
【季語の説明】
氷菓子の総称。牛乳・果汁・卵・砂糖水などを凍結させた菓子。アイスキャンデー・シャーベットなど。
【例句】
氷菓売る老婆に海はなき如し 右城暮石
自転車に褪せし旗垂れ氷菓売 中林晴雄
鬼の面背中に廻し氷菓子 小林朱夏
コンビニのすべての氷菓試したき 永田万年青
神ほとけ詣でアイスクリームかな 久保夢女
【季語の語源など】
現在の日本の法規では乳脂肪,乳固形分を含まぬものを氷菓と呼び,アイスクリーム類と区別している。この意味での氷菓には粉砕した氷にシロップをまぜ,容器に詰めて硬化したものがあり,大正末~昭和初期の東京ではかき氷にシロップをかけて蠟紙に包んだものが夜店などで売られ,〈氷菓子〉と呼んだことがある。
【今日は何の日】
アイスクリームの日
東京アイスクリーム協会(現在の日本アイスクリーム協会)が1965年より実施。
泡鳴忌
詩人・小説家・劇作家・評論家の岩野泡鳴の1920年の忌日。
極上の日
告白の日
コクの日
クレープの日
呼吸の日
パソコン検定の日
黒板の日
ゴクゴクの日
以下の図書、ホームページを参考、引用しています。
(合本俳句歳時記 第四版 角川学芸出版)
富山いづみ <admin@nnh.to>
(カラー図説 日本大歳時記 講談社)
(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)
( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )
(ウイキペディア)
(575筆まか勢)
(俳句のサロン)
(一般社団法人日本記念日協会)