2021.12.23一日一季語 霜柱(しもばしら)  【冬―地理―三冬】

 

霜柱蹴散らしてある通学路    黒澤次郎

 

小学校までの通学は、2kmほど合ったようだ。私が通学した頃は西町学校、東小学校の2カ所しかなく、子供の足で1時間ほどの距離だったように思う。関東ローム層の畑が多い通学路では、こうした霜柱をみて、踏んで通学した事を思い出すような句です。

 

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*2021.12.21  三峯神社にて

 

【季語の説明】

気温が氷点下になると、適度に湿った土の表面が地表から凍ります。

そして、地中の水分が土の粒の間の細い隙間を通って地表まで移動し、地表で凍っている部分を押し上げながら凍っていきます。これが霜柱のできるしくみです。

【傍題季語】

霜くずれ(しもくずれ)

 

 

【例句】

霜柱俳句は切字響きけり         石田波郷

靴跡に散らばつてゐる霜柱           大崎紀夫

霜柱踏みてかけ出すランドセル       井口ふみ緒

弟にしばらく踏ませ霜柱             永淵惠子

体力も気力もあれど霜柱             中内敏夫

 

【ウエザーニュース】

2017年12月5日〜6日実施

10175人が回答

実際に霜柱を見たことがあるかどうかをアプリ「ウェザーニュースタッチ」内で調査してみたところ、全国で上の図のような分布図になりました。

主に東日本の方が「霜柱を毎年見る、たまに見る」、西日本の方が「めったに見ない、見たことない・知らない」と回答する傾向にあるのですが、新潟や富山、福井といった北陸地方では「めったに見ない、見たことない・知らない」という回答のほうが多く、暖かいはずの熊本・宮崎・鹿児島で「霜柱を毎年見る、たまに見る」という回答が多かったのが意外でした。

 

今日は何の日

(旧)天皇誕生日(Emperor's Birthday)

1933(昭和8)年のこの日、皇太子継宮明仁親王(現上皇)が誕生した。

東京に親王生誕を知らせるサイレンが鳴り、人々は旗や提灯を持って街を行列して祝った。

2019(平成31)年の譲位後は、新たに祝日とすることはなく平日に戻された。

 

テレホンカードの日

NTTが制定。

1982(昭和57)年のこの日、電電公社(現在のNTT)が、東京・数寄屋橋公園にカード式公衆電話の1号機を設置した。

 

東京タワー完工の日

1958(昭和33)年のこの日、東京・芝公園に東京タワーが完成し、完工式が行われた。

高さ333mでパリのエッフェル塔より13m高く、当時世界一の高さの建造物となった。現在でも、世界で最も高い自立鉄塔である。

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

富山いづみ <admin@nnh.to>

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

(575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)